アリスから見える距離のところに、チェスの赤の女王が立っている。アリスは女王と話したいと思う。薔薇が「女王に会いたいのだったら、反対方向に歩くよう忠告する!」と言う。
アリスはこの忠告がくだらないと思い、無視する。赤の女王のほうに向かって歩き出す。驚いたことに、瞬時に女王の姿が消える。アリスは、出発点だった家の戸口にいる自分を発見する。
PS1:「鏡の国」はあべこべの世界だから、現実の世界で前に進むと、鏡の国では(現実の世界における)逆のベクトル方向に自分が進む。
さて女王は鏡の国にいる。アリスが鏡の国の住人なら女王に向かって歩けばよい。ところがアリスは現実の世界の住人である。だからアリスが女王に会うためには反対方向に歩かなければならない。
つまり、アリスの身体は確かに鏡の国に属するが、「歩く」という身体能力は現実の世界に属すると言える。
今や女王を見失って、アリスはムッとする。そこで元の場所に引き返す。
PS2:女王を目指すのでないときは、アリスの身体能力は鏡の国の住人と同じように機能する。だから元の場所に引き返すことができる。ところが女王を目指すときは、アリスの「歩く」という身体能力は現実の世界に属し、あべこべに歩かないと女王のところに行けない。
元の場所にもどったアリスは女王を探す。遥か遠くに女王を発見。今度は逆方向にアリスは歩く。1分と経たずにアリスは女王の面前に達する。しかも長い間、目指していた丘も目の前にある。
PS3:何とアリスがあんなに苦労していた丘に行く方法も、「反対方向に歩く」ことだった!
アリスはこの忠告がくだらないと思い、無視する。赤の女王のほうに向かって歩き出す。驚いたことに、瞬時に女王の姿が消える。アリスは、出発点だった家の戸口にいる自分を発見する。
PS1:「鏡の国」はあべこべの世界だから、現実の世界で前に進むと、鏡の国では(現実の世界における)逆のベクトル方向に自分が進む。
さて女王は鏡の国にいる。アリスが鏡の国の住人なら女王に向かって歩けばよい。ところがアリスは現実の世界の住人である。だからアリスが女王に会うためには反対方向に歩かなければならない。
つまり、アリスの身体は確かに鏡の国に属するが、「歩く」という身体能力は現実の世界に属すると言える。
今や女王を見失って、アリスはムッとする。そこで元の場所に引き返す。
PS2:女王を目指すのでないときは、アリスの身体能力は鏡の国の住人と同じように機能する。だから元の場所に引き返すことができる。ところが女王を目指すときは、アリスの「歩く」という身体能力は現実の世界に属し、あべこべに歩かないと女王のところに行けない。
元の場所にもどったアリスは女王を探す。遥か遠くに女王を発見。今度は逆方向にアリスは歩く。1分と経たずにアリスは女王の面前に達する。しかも長い間、目指していた丘も目の前にある。
PS3:何とアリスがあんなに苦労していた丘に行く方法も、「反対方向に歩く」ことだった!