アリスの前に突然、赤の騎士が現れる。彼は「お前は私の捕虜だ!」と叫びながら馬から落ちる。
PS1:鏡の国の騎士は乗馬が下手ですぐ落馬する。
アリスは驚いたが、それは(捕虜になるかもしれない)自分に関してでなく(落馬するほど乗馬が下手な)騎士に関してだった。心配しながら彼女は再び馬に乗る騎士を見つめる。
PS2:鏡の国では鏡像のように事態が逆である。騎士は乗馬が下手である。囚人は罰せられた後、犯罪をおかす(GLASS5)。ケーキは配られてから切り分けられる(GLASS7)。
アリスの前に突然、赤の騎士が現れる。彼は「お前は私の捕虜だ!」と叫びながら馬から落ちる。
PS1:鏡の国の騎士は乗馬が下手ですぐ落馬する。
アリスは驚いたが、それは(捕虜になるかもしれない)自分に関してでなく(落馬するほど乗馬が下手な)騎士に関してだった。心配しながら彼女は再び馬に乗る騎士を見つめる。
PS2:鏡の国では鏡像のように事態が逆である。騎士は乗馬が下手である。囚人は罰せられた後、犯罪をおかす(GLASS5)。ケーキは配られてから切り分けられる(GLASS7)。
「あの化け物の奴、ケーキを切るのに何を手間どっているんだ!」とライオンが言う。アリスは丸皿の上のケーキを切り分けている。(アリスは“化け物”と呼ばれるのにすっかりなれてしまった。)「全く腹が立つわ。切り分けてもすぐにまたくっついてしまう!」とアリスが答える。
PS1:なぜ切り分けてもすぐにくっつくのか、不明である。
ユニコーンが意見を挟む。「鏡の国のケーキの扱い方をお前は知らない。まず配ってその後、切り分けるんだ。」と。馬鹿らしいとアリスは思ったが、彼女が丸皿を運んで歩くとケーキは自動的に三つに割れた。ユニコーン、ライオン、王様がケーキを取る。アリスが空の丸皿をもって戻ると「さあ、今、切るんだ」とライオンが言う。彼女はどうやるのか途方にくれナイフを持ったままでいる。
PS2:鏡の国のケーキは時間的にあべこべなのだ。しかし単なるフィルムの逆回しではない。フィルムの逆回しならアリスが戻ったとき切り分けられる前のケーキが丸皿の上に残っているはずである。鏡の国では切り分けられたケーキが切り分ける前に存在するが、切り分けるときにはケーキがない。フィルムの逆回しでも切り分けられたケーキが切り分ける前に存在する。しかし鏡の国とは異なり切り分けるときにはケーキがある。