「さて町では何が起きていた?」と白の王様が使者ヘイアに質問。「小声で申し上げます」と使者は言い王様の耳元に身をかがめる。ところが彼はささやくのでなく声を限りに叫ぶ。「またもや彼らは戦っています!」と。「それが小声か?」と王様は跳びあがり身を震わせながら叫ぶ。
PS1:鏡の国では果たして「小声」で言うことが、「声を限りに叫ぶ」ことと同じなのだろうか?王様が「小声」は「小声」であるべきだと言っているから、鏡の国でも日常の国と違いはないはずである。おかしいのは使者のみである。
「まるで地震みたいにそれは私の頭の中を突っ走ったぞ!」と王様が怒る。ところがアリスの感想は冷たい。「地震といったって、とっても小さな地震だわ」と彼女は思う。
PS2:この議論はどこかが食い違っている。王様は、地球に対する地震の比(相対的大きさ)が、頭に対する大声の比と同じくらいだと思う。ところがアリスは絶対的大きさに関して地震と大声とを比較している。大声は絶対的に小さいから、それが地震だとしたらアリスが言うとおり「とっても小さな地震」である。
PS1:鏡の国では果たして「小声」で言うことが、「声を限りに叫ぶ」ことと同じなのだろうか?王様が「小声」は「小声」であるべきだと言っているから、鏡の国でも日常の国と違いはないはずである。おかしいのは使者のみである。
「まるで地震みたいにそれは私の頭の中を突っ走ったぞ!」と王様が怒る。ところがアリスの感想は冷たい。「地震といったって、とっても小さな地震だわ」と彼女は思う。
PS2:この議論はどこかが食い違っている。王様は、地球に対する地震の比(相対的大きさ)が、頭に対する大声の比と同じくらいだと思う。ところがアリスは絶対的大きさに関して地震と大声とを比較している。大声は絶対的に小さいから、それが地震だとしたらアリスが言うとおり「とっても小さな地震」である。