白の女王がアリスにたずねる。「お前は“ Division”(物を割ること) が出来るか?パンをナイフで割る divide と答えは何か?」アリスは困って「うーん・・・・」と考え始める。赤の女王がアリスに代わってさっと答える。「バターつきパンに決まってる!」と。
コメント1:“Division”には、二重の意味がある。白の女王と赤の女王は、“Division”とは、「物を割ること=二つに分けること」(①)と考える。パンをナイフで割る=二つに分けると、どうなるか?パンにバターをつけるために、割る=二つに分けるのだから答えは、当然、「バターつきパン」であろう。
コメント2:アリスにとっては、“Division”とは、「物を割ること」ではなく、「割り算」をすること(②)である。彼女は、「数字を数字で割る」問題を、当然、予想していた。ところが「パンをナイフで割る」問題が出された。アリスは困る。
コメント3:赤の女王は、“Division”は「物を割ること」(①)と考えるから、答えは「バターつきパン」が当然である。しかし、アリスは“Division”は「割り算」つまり「数字を数字で割ること」(②)と考えるから、この場合、問題そのものが、そもそも出されていないことになる。赤の女王が、当惑するアリスに代わって、さっと答えるが、実は赤の女王には「アリスに代わる」権利がない。
※旧稿
割り算、「パンをナイフで割る」の答えは何か?(GLASS9-15)
白の女王がアリスにたずねる。「お前は割り算 Division が出来るか?パンをナイフで割る divide と答えは何か?」アリスは困って「うーん・・・・」と考え始める。赤の女王がアリスに代わってさっと答える。「バターつきパンに決まってる。」確かにそうだろう。パンを切る=割るのはバターつきパンにするためだから。赤の女王は正しい。アリスは反論しようがない。
コメント1:“Division”には、二重の意味がある。白の女王と赤の女王は、“Division”とは、「物を割ること=二つに分けること」(①)と考える。パンをナイフで割る=二つに分けると、どうなるか?パンにバターをつけるために、割る=二つに分けるのだから答えは、当然、「バターつきパン」であろう。
コメント2:アリスにとっては、“Division”とは、「物を割ること」ではなく、「割り算」をすること(②)である。彼女は、「数字を数字で割る」問題を、当然、予想していた。ところが「パンをナイフで割る」問題が出された。アリスは困る。
コメント3:赤の女王は、“Division”は「物を割ること」(①)と考えるから、答えは「バターつきパン」が当然である。しかし、アリスは“Division”は「割り算」つまり「数字を数字で割ること」(②)と考えるから、この場合、問題そのものが、そもそも出されていないことになる。赤の女王が、当惑するアリスに代わって、さっと答えるが、実は赤の女王には「アリスに代わる」権利がない。
※旧稿
割り算、「パンをナイフで割る」の答えは何か?(GLASS9-15)
白の女王がアリスにたずねる。「お前は割り算 Division が出来るか?パンをナイフで割る divide と答えは何か?」アリスは困って「うーん・・・・」と考え始める。赤の女王がアリスに代わってさっと答える。「バターつきパンに決まってる。」確かにそうだろう。パンを切る=割るのはバターつきパンにするためだから。赤の女王は正しい。アリスは反論しようがない。