「この森ではでも私は1人ぼっちです!」とアリスは言い涙を流す。白の女王は「そんな風に泣いたりしないでおくれ」と絶望して手を握り締め叫ぶ。
PS1:白の女王はとっても気がいい人である!
この後、しかし女王は不思議なことを言う。「自分がどんなに偉い女の子か考えなさい。自分がどんなに長い距離今日歩いたか考えなさい。今何時か考えなさい。何でもいいから何か考えて、とにかく泣くのはやめなさい!」
PS2:白の女王はとにかくアリスに泣き止んでほしいのである。普通であれば彼女はアリスを慰めるだろう。あなたは1人ぼっちじゃない、私が友達になるわ等と。ところが女王はアリスを慰めもせず「何でもいいから何か考えなさい」というだけである。奇妙である。
かくて泣いていたアリスが笑い出してしまう。そしてたずねる「女王様は何か考えると泣かずにすむんですか?」と。これに対して白の女王がきっぱり答える。「誰であれ一度に二つのことをすることはできない!」と。
PS3:つまり“泣くこと”と“泣かないこと”を同時にすることは論理的にありえないと白の女王は言っている。かくて“泣くこと”をやめるためには何か“泣かないこと”をすればよい。“考えること”は“泣かないこと”のひとつだから「何でもいいから何か考える」ならば“泣くこと”をやめることができるのである。
PS1:白の女王はとっても気がいい人である!
この後、しかし女王は不思議なことを言う。「自分がどんなに偉い女の子か考えなさい。自分がどんなに長い距離今日歩いたか考えなさい。今何時か考えなさい。何でもいいから何か考えて、とにかく泣くのはやめなさい!」
PS2:白の女王はとにかくアリスに泣き止んでほしいのである。普通であれば彼女はアリスを慰めるだろう。あなたは1人ぼっちじゃない、私が友達になるわ等と。ところが女王はアリスを慰めもせず「何でもいいから何か考えなさい」というだけである。奇妙である。
かくて泣いていたアリスが笑い出してしまう。そしてたずねる「女王様は何か考えると泣かずにすむんですか?」と。これに対して白の女王がきっぱり答える。「誰であれ一度に二つのことをすることはできない!」と。
PS3:つまり“泣くこと”と“泣かないこと”を同時にすることは論理的にありえないと白の女王は言っている。かくて“泣くこと”をやめるためには何か“泣かないこと”をすればよい。“考えること”は“泣かないこと”のひとつだから「何でもいいから何か考える」ならば“泣くこと”をやめることができるのである。
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