「7歳6ヶ月!」とアリスの年齢についてハンプティ・ダンプティが考え込みながら復唱する。そして彼が言う。「不快で落ち着きが悪い uncomfortable 種類の年齢だ。お前がもし私に忠告を求めていたら『7歳でやめておけ』と言ってやったのに。だがもう遅すぎる。」と。
PS1:ハンプティ・ダンプティは我儘な主張をしている。「7歳6ヶ月」は彼にとって中途半端な年齢であり不快で落ち着きが悪いのである。「7歳」と整数でアリスが答えれば彼は機嫌がよかったのだ。
PS2:ところがハンプティ・ダンプティはもっと不思議なことを言っている。つまり「だがもう遅すぎる。」との彼の発言は何を意味しているのか。これは「7歳6ヶ月」を「7歳」と整数で言えばよいというような問題ではない。彼は年齢の答え方を問題にしているのではない。彼にとってはそもそも①「7歳6ヶ月」はあくまで「7歳6ヶ月」だから「7歳」と呼んではいけないのである。しかしさらに②ハンプティ・ダンプティの見解では、一般に、年を取るのをやめる Leave off at seven ことができるのである。だから「7歳」で年をとることをやめることによってのみ「7歳」であり続けることができる。ところが、すでに「7歳6ヶ月」になってしまったので「もう遅すぎる」のである。
PS3:だが年を取るのをやめることなどできるのか?これがアリスとハンプティ・ダンプティとの間で議論となる。(次節参照)
PS1:ハンプティ・ダンプティは我儘な主張をしている。「7歳6ヶ月」は彼にとって中途半端な年齢であり不快で落ち着きが悪いのである。「7歳」と整数でアリスが答えれば彼は機嫌がよかったのだ。
PS2:ところがハンプティ・ダンプティはもっと不思議なことを言っている。つまり「だがもう遅すぎる。」との彼の発言は何を意味しているのか。これは「7歳6ヶ月」を「7歳」と整数で言えばよいというような問題ではない。彼は年齢の答え方を問題にしているのではない。彼にとってはそもそも①「7歳6ヶ月」はあくまで「7歳6ヶ月」だから「7歳」と呼んではいけないのである。しかしさらに②ハンプティ・ダンプティの見解では、一般に、年を取るのをやめる Leave off at seven ことができるのである。だから「7歳」で年をとることをやめることによってのみ「7歳」であり続けることができる。ところが、すでに「7歳6ヶ月」になってしまったので「もう遅すぎる」のである。
PS3:だが年を取るのをやめることなどできるのか?これがアリスとハンプティ・ダンプティとの間で議論となる。(次節参照)
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