(SigmarionIII+CFGPS2とPocketGear+コメットCF/3。見づらいが双方とも同じ縮尺表示)
せっかく SigmarionIII と Super Mapple Digital V6 を持っているので、今さらではあるが SigmarionIII で Pocket Mapple Digital V6 を使ってみることにした。
実際に入れてみたところ、少なくとも基本機能(地図表示、CF タイプの GPS 受信機使用)については問題なく動作していることが確認できた。ちょっと面倒ではあるが、入れてみる価値はある。
ということでご存じな方も多いだろうが、備忘録も兼ねて使用感やインストール方について書いてみたい。
Pocket Mapple Digital は地図データがベクトルデータであり、256MB の SD カードがあれば 1/25,000 (と、もう1段広域地図)が問題なく入ってしまい、また PC 側からの地図データ作成も楽で、とても利便性が高い地図ソフトだ。ナビゲーションはできず周辺検索もできないが、地図帳ソフトとしては便利に使える。もちろん GPS の利用が可能だ。
SigmarionIII は 800x480 ドット5インチ液晶を搭載している。地図表示の面では液晶サイズが大きくピクセル数が多いに越したことは無い。この点から見れば、流行りの W-ZERO3(3.7インチ640x480ピクセル)や今後増えるであろう VGA 液晶搭載ケータイ(904SHならば2.4インチ640x480ピクセル)よりもさらに地図表示に向いている。
わたしは今まで 3.8インチの QVGA(320x240) 反射型液晶を搭載した普通の PocketPC(Pocket Gear)を使用していたのだが、実際に SigmarionIII と見比べてみて 800x480 ピクセルの便利さを痛感した。高精細という点もあるが、地図の見える範囲が広いというメリットは非常に大きい。何せ5倍のピクセル数だ。確かに数字の上では明らかなのだが、実際に見てみると想像以上だった。
かつ表示速度も軽快だ。ただしStrongARM 206MHzのPocketGearと、PXA255 400MHzのSigmarionIIIを比べているからかもしれないが・・・
SigmarionIII はキーボードつきの大型 PDA(Handheld PC) のため、屋外で GPS で位置を取得し地図を参照して歩き回る、という用途にはちょっと不向きだ。胸ポケットにも入らないし、元々大きい上にディスプレイを見るときには筐体を開くしか無く、取り扱いも面倒だ。しかしこの液晶サイズとピクセル数は、使い方を工夫すればそれを補ってあまりあると思う。
動作を確認した CF タイプ GPS 受信機は、I/O データの CFGPS2 とパソコンGPSショップで販売しているコメットCF/3(Holux GR-271)だ。なおコメットCF/3を SigmarionIII で使用するにはちょっと手順がいる。これについては別のエントリで記載する予定だ。
最後に、SigmarionIII で Pocket Mapple Digital V6 を動かすための手順を簡単に書いてみたい。SigmarionIII で PocketPC 用アプリを動かすための Web 上に複数説明されている方法で動作し、とくに工夫した部分などは無い。
1. Pocket Mapple Digital バイナリ作成
ARM用のPocket Mapple Digital のバイナリを作る。わたしは PocketPC からコピーしてきた。これを任意のディレクトリに配置する。
2. 必要な DLL 群をコピーする
Pocket Mapple Digital を SigmarionIII で起動するために必要な DLL 群を、Pocket Mapple Digital のバイナリと同じディレクトリに置く。必要な DLL は次の通り。
・Note_prj.dll
・mfcce300.dll
・AYGSHELL.dll
・doclist.dll
ホーミンさんのWindowsCE FreeWaveから、ダミーDll を持ってくる。ARM用。
hpc downloadsから、arm.dll を持ってくる。この中から mfcce300.dll を取り出す。
世の中にはすごい人たちがいるものだ・・・
3. Super Mapple Digital から地図データを SD カードなどに書き出す
Super Mapple Digital から Pocket Mapple Digital 用の地図データを書き出し、これを SD カードにコピーする。広域、中域、詳細の3種類の地図があり、必要な市町村・必要な詳細レベルの地図を選んで書き出すことができる。
これで、大画面の Handheld PC SigmarionIII で Pocket Mapple Digital を楽しめる。
せっかく SigmarionIII と Super Mapple Digital V6 を持っているので、今さらではあるが SigmarionIII で Pocket Mapple Digital V6 を使ってみることにした。
実際に入れてみたところ、少なくとも基本機能(地図表示、CF タイプの GPS 受信機使用)については問題なく動作していることが確認できた。ちょっと面倒ではあるが、入れてみる価値はある。
ということでご存じな方も多いだろうが、備忘録も兼ねて使用感やインストール方について書いてみたい。
Pocket Mapple Digital は地図データがベクトルデータであり、256MB の SD カードがあれば 1/25,000 (と、もう1段広域地図)が問題なく入ってしまい、また PC 側からの地図データ作成も楽で、とても利便性が高い地図ソフトだ。ナビゲーションはできず周辺検索もできないが、地図帳ソフトとしては便利に使える。もちろん GPS の利用が可能だ。
SigmarionIII は 800x480 ドット5インチ液晶を搭載している。地図表示の面では液晶サイズが大きくピクセル数が多いに越したことは無い。この点から見れば、流行りの W-ZERO3(3.7インチ640x480ピクセル)や今後増えるであろう VGA 液晶搭載ケータイ(904SHならば2.4インチ640x480ピクセル)よりもさらに地図表示に向いている。
わたしは今まで 3.8インチの QVGA(320x240) 反射型液晶を搭載した普通の PocketPC(Pocket Gear)を使用していたのだが、実際に SigmarionIII と見比べてみて 800x480 ピクセルの便利さを痛感した。高精細という点もあるが、地図の見える範囲が広いというメリットは非常に大きい。何せ5倍のピクセル数だ。確かに数字の上では明らかなのだが、実際に見てみると想像以上だった。
かつ表示速度も軽快だ。ただしStrongARM 206MHzのPocketGearと、PXA255 400MHzのSigmarionIIIを比べているからかもしれないが・・・
SigmarionIII はキーボードつきの大型 PDA(Handheld PC) のため、屋外で GPS で位置を取得し地図を参照して歩き回る、という用途にはちょっと不向きだ。胸ポケットにも入らないし、元々大きい上にディスプレイを見るときには筐体を開くしか無く、取り扱いも面倒だ。しかしこの液晶サイズとピクセル数は、使い方を工夫すればそれを補ってあまりあると思う。
動作を確認した CF タイプ GPS 受信機は、I/O データの CFGPS2 とパソコンGPSショップで販売しているコメットCF/3(Holux GR-271)だ。なおコメットCF/3を SigmarionIII で使用するにはちょっと手順がいる。これについては別のエントリで記載する予定だ。
最後に、SigmarionIII で Pocket Mapple Digital V6 を動かすための手順を簡単に書いてみたい。SigmarionIII で PocketPC 用アプリを動かすための Web 上に複数説明されている方法で動作し、とくに工夫した部分などは無い。
1. Pocket Mapple Digital バイナリ作成
ARM用のPocket Mapple Digital のバイナリを作る。わたしは PocketPC からコピーしてきた。これを任意のディレクトリに配置する。
2. 必要な DLL 群をコピーする
Pocket Mapple Digital を SigmarionIII で起動するために必要な DLL 群を、Pocket Mapple Digital のバイナリと同じディレクトリに置く。必要な DLL は次の通り。
・Note_prj.dll
・mfcce300.dll
・AYGSHELL.dll
・doclist.dll
ホーミンさんのWindowsCE FreeWaveから、ダミーDll を持ってくる。ARM用。
hpc downloadsから、arm.dll を持ってくる。この中から mfcce300.dll を取り出す。
世の中にはすごい人たちがいるものだ・・・
3. Super Mapple Digital から地図データを SD カードなどに書き出す
Super Mapple Digital から Pocket Mapple Digital 用の地図データを書き出し、これを SD カードにコピーする。広域、中域、詳細の3種類の地図があり、必要な市町村・必要な詳細レベルの地図を選んで書き出すことができる。
これで、大画面の Handheld PC SigmarionIII で Pocket Mapple Digital を楽しめる。
手順は同じで、問題ないようです。
大変感謝しています。
お役に立てたようで、なによりです。
また、PMD Ver.7で動いたとの情報、ありがとうございました。