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fitbit Charge4 GPS精度レビュー

2020-12-06 14:19:43 | 位置情報・地図



fitbit Charge4のGPSの精度をスマホと比較し確認した。結果としては、移動距離・移動速度を測定することと移動ルートを地図に表示することを目的と考えると、十分な精度があると思う。

比較対象はHUAWEI Mate 10 Pro。GPSに加えて、GLONASS、QZSS(みちびき)、Beidouに対応している。これに対してCharge4はGPSとGLONASSに対応している。
fitbit Charge4: Built-in GPS, GLONASS On, GPS Low Power Mode On(ただし短時間のWorkなので影響無いはず)。fitbitのウェブサイトからTCX形式でエクスポートし、GPS BabelでGPX形式に変換。
Mate 10 Pro: 山旅ロガーで測定間隔の距離15m, GPSを常にオンの設定。山旅ロガーからGPX形式で出力。
測定場所は住宅街(高層ビルは無く、空の見通しは良い方だろう)。1時間程度のウォーキング。
確認はカシミール3DでGPX形式のログを読み込んで行った。

Charge4のエクササイズのアプリから、ウォーキングを選んで開始。開始してからGPS衛星を補足して位置を検出するまで20-40秒程度だった。
一般的なGPSハンドヘルドデバイス(例えばGarminのeTrexのようなデバイス単独で使うタイプ)と比較すれば最初の測位時間は十分に短い。fitbitアプリから同期時に測位に必要なデータを送っていると思われる。
Charge4のBuilt-in GPSのログは1秒間隔で得られた。
見た目の印象では、Mate 10 Proの方が位置精度は若干よさそうに見える。Charge4は何となくだが、角を曲がるときに軌跡が道の内側に入る傾向があるように見える。ただし両者の位置の差は多くは10m程度の範囲だった。
トータル移動距離で比較すると、あるケースではCharge4で4.80km歩いたとき、Mate 10 Proでは4.87kmだった。別のケースではCharge4で4.48km歩いたとき、Mate 10 Proでは4.20kmだった。
この結果からすると、Built-in GPSでも、スマホ側のGPSと併用するDynamicでも、(Mate 10 Proを使うのであれば)得られるデータは変わらないと考えられる。移動距離・移動速度を測定することと移動ルートを地図に表示することを目的と考えると、両者ともに十分な精度があると思う。
Charge4内蔵のGPSのみを使用するとバッテリーの持続時間が最大5時間(GPS 1時間強使って30%減っていたのでもっと短いかもしれません)に低下してしまうことを考えると、設定はDynamicで問題ないだろう。スマホを持ち歩かないランニングのようなケースではBuit-in GPSを、スマホを持ち歩いている場合にはスマホのGPSを使うことができる。
(ただGPSで使ってみたいのでCharge4を購入したので、しばらくはBuilt-in GPSで使ってみたい)

なおCharge4は高度の精度は十分に高い。高度計を搭載しているからと考えられる。
ログによれば出力はmm単位でされている。安定していて、メートル単位でばらつくことはない。高度グラフはfitbitのウェブサイトからも確認できるが、ウォーキングの途中で歩道橋に上がったことを標高データから読み取れる精度があった。
ただしウォーキング中に天候が変わったときに、その影響を受けてしまうことがあった(その時は1時間ほど平地を歩き続けていたのに、ログ上では10m程度の緩い坂道を上り続けているように見えていた)。気圧が変わることが原因と考えられる。

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