ひらけいメモBlog@goo

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エアーナビ+ナビポータルレビュー3

2008-09-05 18:48:12 | 位置情報・地図


 エアーナビの通信モジュールが到着した。プレサービス?期間から現在までの走行距離は500km程度。これまで記載の内容に追記したい。

 今のところ、一番の問題は高速道路走行中にリルートが発生して一般道からのルートが案内される、というケースが1時間当たり数度発生することだ。高速道路に入る前に通信用の USB ケーブルを抜いて通信できないようにすれば改善するのでは?とまで思ってしまう(実際にやってみたが走行距離が短いために結果は不明。なおケーブルを抜いてもそれまで取得した渋滞情報は残っている。また再度接続すると、しばらくののちに通信できるようになる。試す場合は自己責任でお願いします)。
 アップデートで改善することを望みたい。
 が、こういう事例は事前テストをきちんとやっていれば対応できたのではないか、と思ってしまう。AVIC-T10 の発売当時も同じような不満を書いたことがあり、またか、という印象なのだが・・・

 次に、渋滞情報の自動取得間隔について。使っているとおおよそ10分程度のようだ。ただ、この間隔は長い。例えば高速走行中の場合、ちょっと取得に手間取ったまま走ってしまうと、それまで取得していたエリア範囲外に出てしまうことがあるようだ。これについてはもう少し確認してみたい。
 なお手動で取得すれば任意のタイミングで取得できる。さらに、なぜかこの手動渋滞取得は走行中にも可能だ。

(9/6追記)
 試しに中央高速高井戸ICを中心に渋滞情報を取得したところ、情報を得られたのは東側では直線距離で12km程度でしかなく、時速70km強で走行すれば10分で到達できる距離だ。すなわち、高速道路を走っていれば渋滞情報を取得していないエリアに出てしまうことを示している。西側は直線距離で20km程度だった。
 大阪市役所を中心にしたところ、東は22km、西は12km程度の範囲で取得できた。現在地を中心にした渋滞情報を得られる、ということではないようだ。お互いに重なり合うメッシュ状に決められたエリアが取得できるのだろう。
(追記終わり)


 デフォルトで、ナビポータルが起動後に表示される設定について。ナビポータルを知ってもらうきっかけとしてそのような設定になっているのだろう。ただ起動直後に走行を開始すると、走行中にナビポータルの画面を表示しようとするが、走行中なので操作できない旨が表示されてしまう。この場合は「現在地」ボタンを押さないと地図表示画面に戻らない。ちょっと不親切なように思う。

 ナビ予約機能について。ナビ予約をカーナビ側からオフにできない。一旦ナビ予約がされると、それを取り込むまで、キャンセルしても起動するたびにナビ予約についての問い合わせが表示されてしまう。ケータイを使えばオフにはできるが、それくらいはナビ側からできてもよいのではないか。取り込むかどうかの問い合わせのときに、ナビ予約をキャンセルすることができるだけでよいのだと思うが。

 お迎えメールについて。迎えに来てもらう側の地点指定の操作性が悪い。まずGPSを使えるようにして欲しい。また(DoCoMoでは) i-mode での地図表示を用いてピンポイントで場所を指定するのは困難だ。iアプリベースのスクロール地図を採用して欲しい。

 あとは、PC版ナビポータル。こちらは機能の向上をお願いしたい。まずは渋滞情報の表示だろう。次にスポット検索時、目的地を駐車場にできる機能が欲しい。エアーナビでは、有名スポットを検索して目的地に設定すると、その施設の駐車場が目的地になる。これは結構便利なのだが、ナビポータル側にこの機能が無い。PC版ナビポータルでスポットを検索しナビ予約すると、その地点に最も近い道路が目的地に設定されることになる。これでは不便なのでナビポータル上で詳細地図を出したりWebを見たりで駐車場の位置を調べ、その駐車場に対してナビ予約をすることになるのだが、ちょっとイマイチだ。
 加えて、前回も記載したように「周辺おすすめ情報」や「番スポ!」が使えて欲しい。

 渋滞情報表示は前回もその良さを記載したが、500km 走った今でも有効であると感じる。デフォルトでは「順調表示」はしないようになっているが、これは表示した方がおもしろい。ただこれを表示することによって、たださえ遅い地図スクロールが余計に遅くなるように思う。とは言っても普通に走っている分には「遅さ」は問題にならないので、表示した方が便利かもしれない。


 ファームウェアアップデートでかなり使い勝手が改善したエアーナビではあるが、インターフェーズ部の反応(地図スクロールや「マップコントローラー」の反応速度、その他タッチパネル関連)は相変わらず悪い。大きく重いというのも変わるはずがない。提供が開始されたエアーナビ版のナビポータルも遅い。このようにPNDとしては後発なのに不満の多いエアーナビだが、通信サービスの提供によってようやく魅力が出てきた。
 また効果の高い不具合改善のファームウェアが2度(通信開始用を含めれば4度)既にされていて、「問題は多いけどしばらく待ってれば良くなるかも」と思わせるところが、わたしが使う上での不満感を和らげるのに一役買っているようだ。
 せっかく通信サービスが始まったことだし、これからもファームウェア更新で使用感のアップを望みたいところだ。
 また、サーバ側の対応でカーナビ版ナビポータル機能がより充実することも期待できないだろうか。
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