このケータイサービスがすごい理由 (マイコミジャーナル)
情報量の多さと使いやすさで勝負――ドコモの地図アプリを解剖する (ITmeida)
ドコモ905iシリーズに標準搭載されている地図アプリの記事。なお地図アプリは近い内に903i以降に対応するようだ。
このマイコミジャーナルの記事では、ドコモ担当者へのインタビュー記事が掲載されている。
ところでドコモ担当者は「ナビゲーション」を前面に押し出さなかった理由として「ナビをする一歩手前に地図を見るというニーズがあるためあえてその名前にした」ということを挙げている。個人的には、ナビ部分は有料であるため無用な混乱を避けたのでは無いか?とも考えている。「地図アプリ」の利用者が広がって慣れてくれば「地図+ナビアプリ」になることもあるだろう。
地図好きとしては、地図アプリケーションの利用者が増えるのはうれしいことだ。ドコモ担当者が言うように地図閲覧からナビ、検索の利用者が増えてくるとしよう。そうすれば提供する側もサービスに力を入れるだろうから質も高まり、さらには位置情報に関連した様々なサービスが提供されてくるとも期待できる。
実際に「地図アプリ」を使ってみると、最初のメニューの使い勝手などは「ゼンリン地図+ナビ」に比べて向上している。「ゼンリン地図+ナビ」は N903i で使用しているとどうにもメニュー画面が小さく、あまり視認性の良いものではなかったからだ。
ただ最初のメニューの見やすさ(文字の大きさ)とそれ以外のメニューがアンバランス(というより、ゼンリン地図+ナビからあまり変わっていない)で、このあたりはもう少し作り方があるのかな、と思う。
携帯ネイティブの機能(電話帳、カメラ)との連携は便利だ。これらの機能は「地図アプリ」固有の機能では無いのだが、例えば「NAVITIME」では今のところ電話帳や写真からの位置情報読み込みはできるが、登録ができない。このあたりがちゃんと作り込まれているのは、ドコモとの協業の成果だろう。
地図閲覧も非常に高速であり、HSDPA の速さが活かされているとともに、高速に見えるような工夫も多く行われているものと推測している。
ドコモとの協業の強み、という面が一番強く出ているのは、インタビューでもあるように「端末に合わせて最適なものに調整」できている点だと思う。例えばわたしは N905i を利用しているが、当然のように地図は全画面表示で、ニューロポインターにも対応している。横表示も可能だ。
ところが、先日も記載したように NAVITIME では全画面表示ができず、せっかくの WVGA を活かせていない。903i の頃はニューロポインターや VGA への対応も遅れていた。905i で全機種 WVGA となっているのにこの状態では、ちょっと使う側としては困ってしまう。よく使用するアプリの中では、jigブラウザや Google Maps は対応済なのに、だ。
ただこの地図アプリ、ナビゲーションの面ではちょっと甘いところもあった。目立つのは、インタビューで挙げられている「電車の移動中もナビゲーションを続ける」機能だ。おもしろいし、今どの駅付近にいるのかが分かって便利だ。しかし、徒歩で駅に向かって電車に乗るとき、これから通る線路の近くを歩くと電車に乗ったことになってしまうのだ。これはちょっと困ってしまう。マップマッチングの方法を向上させて欲しいものだ。
また、高精細な画面に小さな文字で多くの情報を出してくるので、どうにも見づらい。「地図アプリ」の名の通りじっくりと地図を見るには向いているが、ナビゲーションに使うには小さすぎると思う。最初のメニューのように、見やすさを向上させるような仕組みを設けてもらいたい。
ITmedia もドコモへのインタビュー記事だ。
コンセプトは、「地図やナビになじみのない人にも、使ってもらいたい」だそうだ。そういう点では、見やすい最初のメニューや高精細な地図は適していそうではある。
インタビューで取り上げられている機能で便利そうだと思ったものは「ビルのテナントを表示する」機能だろうか。おもしろいのは「みんなの足あと」だ。この機能はちょっと試してみたいと思っている。3D パノラマ表示は、まだこれが活かせる都会で試せていない。
ただ、個人的には機能の追加もよいのだが、基本的な使い勝手やナビゲーション性能がどの程度向上しているのかが気になる。903i 世代では、まだ NAVITIME には追いついていないという感があった。
高精細ではあるが細かすぎる画面は、最初のメニューにあるように一部は改良されているが、全体に及んではいない。徒歩ナビでは、NAVITIME では案内できた(出てきて欲しい)経路が、地図アプリでは出てこないことがあった。カーナビはどうだろうか? 試してみたい。
情報量の多さと使いやすさで勝負――ドコモの地図アプリを解剖する (ITmeida)
ドコモ905iシリーズに標準搭載されている地図アプリの記事。なお地図アプリは近い内に903i以降に対応するようだ。
このマイコミジャーナルの記事では、ドコモ担当者へのインタビュー記事が掲載されている。
ところでドコモ担当者は「ナビゲーション」を前面に押し出さなかった理由として「ナビをする一歩手前に地図を見るというニーズがあるためあえてその名前にした」ということを挙げている。個人的には、ナビ部分は有料であるため無用な混乱を避けたのでは無いか?とも考えている。「地図アプリ」の利用者が広がって慣れてくれば「地図+ナビアプリ」になることもあるだろう。
地図好きとしては、地図アプリケーションの利用者が増えるのはうれしいことだ。ドコモ担当者が言うように地図閲覧からナビ、検索の利用者が増えてくるとしよう。そうすれば提供する側もサービスに力を入れるだろうから質も高まり、さらには位置情報に関連した様々なサービスが提供されてくるとも期待できる。
実際に「地図アプリ」を使ってみると、最初のメニューの使い勝手などは「ゼンリン地図+ナビ」に比べて向上している。「ゼンリン地図+ナビ」は N903i で使用しているとどうにもメニュー画面が小さく、あまり視認性の良いものではなかったからだ。
ただ最初のメニューの見やすさ(文字の大きさ)とそれ以外のメニューがアンバランス(というより、ゼンリン地図+ナビからあまり変わっていない)で、このあたりはもう少し作り方があるのかな、と思う。
携帯ネイティブの機能(電話帳、カメラ)との連携は便利だ。これらの機能は「地図アプリ」固有の機能では無いのだが、例えば「NAVITIME」では今のところ電話帳や写真からの位置情報読み込みはできるが、登録ができない。このあたりがちゃんと作り込まれているのは、ドコモとの協業の成果だろう。
地図閲覧も非常に高速であり、HSDPA の速さが活かされているとともに、高速に見えるような工夫も多く行われているものと推測している。
ドコモとの協業の強み、という面が一番強く出ているのは、インタビューでもあるように「端末に合わせて最適なものに調整」できている点だと思う。例えばわたしは N905i を利用しているが、当然のように地図は全画面表示で、ニューロポインターにも対応している。横表示も可能だ。
ところが、先日も記載したように NAVITIME では全画面表示ができず、せっかくの WVGA を活かせていない。903i の頃はニューロポインターや VGA への対応も遅れていた。905i で全機種 WVGA となっているのにこの状態では、ちょっと使う側としては困ってしまう。よく使用するアプリの中では、jigブラウザや Google Maps は対応済なのに、だ。
ただこの地図アプリ、ナビゲーションの面ではちょっと甘いところもあった。目立つのは、インタビューで挙げられている「電車の移動中もナビゲーションを続ける」機能だ。おもしろいし、今どの駅付近にいるのかが分かって便利だ。しかし、徒歩で駅に向かって電車に乗るとき、これから通る線路の近くを歩くと電車に乗ったことになってしまうのだ。これはちょっと困ってしまう。マップマッチングの方法を向上させて欲しいものだ。
また、高精細な画面に小さな文字で多くの情報を出してくるので、どうにも見づらい。「地図アプリ」の名の通りじっくりと地図を見るには向いているが、ナビゲーションに使うには小さすぎると思う。最初のメニューのように、見やすさを向上させるような仕組みを設けてもらいたい。
ITmedia もドコモへのインタビュー記事だ。
コンセプトは、「地図やナビになじみのない人にも、使ってもらいたい」だそうだ。そういう点では、見やすい最初のメニューや高精細な地図は適していそうではある。
インタビューで取り上げられている機能で便利そうだと思ったものは「ビルのテナントを表示する」機能だろうか。おもしろいのは「みんなの足あと」だ。この機能はちょっと試してみたいと思っている。3D パノラマ表示は、まだこれが活かせる都会で試せていない。
ただ、個人的には機能の追加もよいのだが、基本的な使い勝手やナビゲーション性能がどの程度向上しているのかが気になる。903i 世代では、まだ NAVITIME には追いついていないという感があった。
高精細ではあるが細かすぎる画面は、最初のメニューにあるように一部は改良されているが、全体に及んではいない。徒歩ナビでは、NAVITIME では案内できた(出てきて欲しい)経路が、地図アプリでは出てこないことがあった。カーナビはどうだろうか? 試してみたい。