ひらけいメモBlog@goo

デジカメ・GPS・PC・デジタル家電などに関するニュースを扱っています。

GPS・KDDIインタビュー記事

2007-02-13 21:55:21 | GPS
地道に進化するサービス「EZナビウォーク」の今――KDDI (ITmedia)

 押尾氏による ITmedia のインタビュー記事。今回は GPS 機能について KDDI にインタビューしている。参考になる。
 DoCoMo の GPS サービスも、903i が出る前と今とでは隔世の感がある。が、この記事を読んでいると、まだまだ KDDI には追いついていないようだ。


 わたしは N903i ユーザーで NAVITIME を使用しているが、インタビューを読むと、なるほど、と思うところがある。それは、周辺検索と PC との連携で、EZ ナビウォークがさほど使われていない、という点だ。

 まず周辺検索だが、わたしもほとんど使用しない。それは結局店舗のジャンルと店名くらいしか情報が出てこないので、コンビニやファーストフード、喫茶のチェーン店を探すのには使うが、これらのように分かり切った店を探す以外では得られる情報が少なくて使えないからだ。
 また周辺検索は近くにある店舗が全て検索対象になる。以前体調を崩したときに今開いている薬屋を探そうと思ったが、そのような検索は NAVITIME ではできない。出てきた薬屋を回ったが閉まっていて、たまたま通りかかった薬屋はちょっと前なら開いていたのに・・・といったことがあった。インタビューにある『今後の取り組みは「周辺検索」と「コンテンツの充実」』に期待したい。

 次にPC連携。EZナビウォークのものは使ったことは無いが、NAVITIME のものは使ったことがある。が、携帯版の NAVITIME に比較すると格段に使用頻度は落ちる。以下、PC 版 NAVITIME について触れてみたい。
 NAVITIME の PC 連携機能を使わない理由はわたしの場合、わざわざPC版を使うまでも無い、というところにありそうだ。
 結局 NAVITIME の使い方は目的地までのルート検索であり、検索対象施設が豊富な NAVITIME なら目的地名を入れてしまえば携帯版でも容易に検索ができてしまうので、PC 版を使うまでも無い。
 予めプラニングをする、というのは便利なように思える。しかし NAVITIME の経路検索は、渋滞考慮をしても実際に検索した時刻での考慮をしてしまい、予めプランニングをするという使い方に合わない。結局、出かけるときに携帯で目的地検索をすることになってしまっている。
 事前にいろいろと調べることはあるが、PC 版 NAVITIME はスクロール地図を採用していない点など、使いづらい。PC で調べるのであれば他のサービスを使っているというのが実状だ。
 是非とも改善して欲しい。


 最後に、興味深いのは Google 検索機能と EZ ナビウォークの連携についてだ。「(EZwebのGoogle)検索機能との連携は検討を進めています」(au)とのこと。当然 Google との連携当初からこのような展開があるだろうとは言われていたが、実際に au から検討を進めているとの言葉が出てきたのは、わたしは初めて見た。
 このあたり、au の指摘にあるように、au はサービスを提供しているだけあって強みがある。au がどのようにサービスを融合して展開していくのかにも注目できるし、DoCoMo ユーザーであるわたしとしては、これを受けて DoCoMo がどのような対抗策を打っていくのかに期待したい。
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SiRFの3GSM 展示

2007-02-13 14:07:21 | GPS
SiRF Set to create “Location Waves” at 3GSM World Congress

 SiRFは2月9日、3GSM での展示内容を発表した。「Set to create “Location Waves”」だそうだ。

 SiRFの3GSMでの展示内容は次の通り。
・小型の新 SiRFstarIII アーキテクチャ搭載チップ、GSD3t。
・Skyhook(無線LAN測位システム開発)との、無線LANとのハイブリッド測位システム開発での協業
・Openwave(leading supplier of mobility infrastructure to wireless operators and ASPs worldwide) との協業
・通信プロトコル開発での NEC との協業
・NXP(the newly independent semiconductor company founded by Philips)の携帯電話リファレンスデザインにおける協業
・ASUS の UMPC への SiRFstarIII チップ搭載

 他社と協業し、特に携帯電話の分野に位置情報サービスを広げていこうということのようだ。

 Nokia が最近、携帯電話における位置情報サービスを押し進めていることもある。来年、再来年あたりに位置情報サービスはどうなっているのだろうか。
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SiRF GPS新製品

2007-02-13 12:52:16 | GPS
SiRF Brings SiRFstarIII Pizzazz to Price-Conscious GPS Platforms Multimode Satellite Signal Processor Innovation Delivers Industry Leading GPS Performance in Extremely Compact and Low Cost Solution

 SiRFは2月9日、新GPSチップを発表した。SiRFstarIII GSD3tだ。
 このチップは SiRF starIII アーキテクチャを採用していて、パッケージのサイズは10mm2以内と極めて小さい。アナログデジタル混在の1chipだそうだ。SiRFNavというソフトウェアをホストプロセッサ側で動作させる。
 感度は、AGPSモードでは-160dBm。また-160dBmを上回るトラッキング感度を有している。SiRFstarIII アーキテクチャ搭載の他のチップよりも、感度は高いようだ。

 3GSMで展示される。
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GPS+無線LAN ハイブリッド測位

2007-02-13 12:07:21 | GPS
SiRF Teams with Skyhook Wireless to Deliver GPS-WiFi Hybrid Positioning to Accelerate Location-Based Services

 SiRF は2月9日、「Wi-Fi Positioning System」(WPS)という技術を持つSkyhook Wireless, Incとの協業を発表した。
 WPSはSkyhook Wireless社の商標で、その名の通り無線LANを搭載した端末の位置を知る技術だ(参考記事1参考記事2)。無線LANを用いているのでGPS衛星からの信号が届かないような屋内などでも位置測定が可能であるが、記事を読む限りでは同社のデーターベースにある無線LANのアクセスポイントしか、位置測定には使えない。
 協業の内容は、GPSとWPSを1つの測位システムとして扱えるようにする、というものだ。SiRF のプラットフォームに組み込まれ、2007年後半にリリースされると言う。
 この協業によりユーザーは意識することなく、GPSが使えないような屋内でもWPSが有効であれば位置を知ることができる。
 2007年の3GSMにおいて展示されるとのことだ。

 プレスリリースにはGPSとWi-Fiの測定結果を合成してSiRFLocサーバを用いて正確な測位を行う、などとあるので、もしかしたら、ただ単にどちらかがダメなときにどちらかの結果を使う、というだけではなく、組み合わせて測位精度を上げるような仕掛けがあるのかもしれない。
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