ちいさなちいさな いのりのことば

 * にしだひろみ *

わたしのトンミ・ヒルトネン

2017年12月24日 | Weblog
ある素敵な人が、お家カフェに来てくれました。


わたしよりずっと若い人で、とても好きな人。

自分らしさを春風のように生きる人。

息子もこの人が大好きで、二人でワクワクと部屋を整えてお迎えしました。


この人は、車を運転しません。

“車、ダメなんです”

自分に運転は合わないと真っ直ぐに受け止めて、車のない人生をゆるやかに生きています。


駅まで迎えに行き、互いに頭を下げます。

“ようこそ来てくださいました”

“こちらこそ、よろしくお願いします”



家に着きました。

タンポポコーヒーを飲みながら、ゆっくりおしゃべり。


最近感じたこと、見つけたこと、考えていること・・。

スッと、肝心なことを話しあえる人。


息子が、お見せしたくてあれもこれもと持ってくる絵を一緒に眺めながら、
静かな時が流れていきます。



“この間、自分が、苦しいな、と思う状況があって・・

そのことがあったから、自分のまわりには、そうでない(本当に自分らしく付き合いのできる)関係や人がちゃんとあることに気づきました。”


そんなことを打ち明けてくれました。


“何かあることで、見えてくるのね。そのことがあったからこそ、ね。”



素敵なお話し、内緒のお話しもして、息子と一緒にユニークな工作をして、あっという間に帰りの時間。

わたしが村のみなさんからいただいた野菜をお土産に。



“また来てね”

“また来ます。次は⚪⚪さんを連れて。”




この人は、わたしが引っ越しをしてから一番にお手紙をくれた人。

記念すべき、第一号。


だから、お家カフェは“永遠に無料”なんです。
(大好きな映画『かもめ食堂』より)

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