ばあやの のんび~り日記  

還暦をむかえてからパソコンの勉強を始めて
傘寿も越えてしまいました。
いつまでパソコンできるやら・・・

虐待と里親

2012年02月18日 | ばあやの本棚


 
南側の庭に移植したらひと足早く咲いてくれました。

 久しぶりに、パソコンのH先生宅へ。

パソコンの調子が悪くなると、SOSで時々お邪魔することになるのだ。
かれこれ、もう10年以上のお付き合いになり、
なんでも相談にのってくださる先生は、わたしの末の妹と同年令。

元幼稚園の先生でもあり、子供の心理的なことにも詳しくて頼りにしている。
パソコンの講師の他に、ご主人のおかあさんとの同居、
隣家に住む一人暮らしのお義兄さんのお世話、
そして民生委員も長く努めてある。
長女さんが児童養護施設にお勤めでもあり、何かとお忙しい毎日。 

今日は、こんな話をきいて感動して帰ってきた。

児童養護施設に預けられている小学3年生の女の子(仮に T子ちゃん)を、里親として
昨年から預かっているとの事だった。

実の両親
からの虐待を毎日受けていたT子ちゃんはやっと施設に保護された。
手、足、体中には鉛筆を刺した傷跡が無数にあると聞いて、背筋が寒くなった。
刺青状態でこれからも消えることもないだろう・・・

食事のときには絶対に水分(お茶、ジュース類)をとらない、飲んでもいいのよといっても
ガンとして受け付けない。

原因は、実の両親から「トイレにいくな!!」といわれていたからだった。
お漏らしをしてはトイレに閉じこもって、なかなか出てこない日もあると聞いた。

里親であるH先生ご夫妻を「お父さん、お母さん」と呼んでいると聞いてホッとしたが、
怒られると
「てめぇ!!、なんだ、この野郎っ!!」 とわめくこともあるそうだ。
未だ小学3年生の女の子ですよ・・・
学校で、いじめられてはいないのだろうか? イヤその反対かもしれない。

よく言い聞かせると、分かって「ごめんなさい」といってくれるそうだが、
わずか3年生の少女が
そんな虐待をうけていることが現実にあることを知り、愕然となった。

世の中には他にも想像もつかない虐待が、アチコチでなされているのを報道でしり
胸が痛くなるが、いったい私たちになにが出来るのか
まして、その里親になんかは、私にはとても出来ることではない。

今、T子ちゃんの両親の矯正が別のところでなされていて、改善されたらT子ちゃんは
両親に返されるそうだが、
その見込みが果たしてあるのだろうか?

改善なければ、T子ちゃんが18才になるまで里親の元で育てられることになると。

H先生の献身的な精神愛に打たれてしまった一日だった。

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