ばあやの のんび~り日記  

還暦をむかえてからパソコンの勉強を始めて
傘寿も越えてしまいました。
いつまでパソコンできるやら・・・

雲仙ー(3)

2009年09月14日 | ばあやの本棚

 さぁ、やぁつとついたよ



計測できる温度計、持っていないし いったい何度あるのかしら、
ここへ落ちたら、地獄の一丁目一番地  クワバラ・クワバラ 
アレレ、いないなぁ、どこにも」
今日は休んだのかもしれない、お客さんが少ないからなぁ・・・


おや、これはまた えら~い
日焼けに、年季がはいった老写真屋さんが、2人
だま~って小屋のイスに腰を、おろしているのを見かけた。

「 だぁ~ 」 顔に書いてあるようで、申し訳ないけど通りすぎようかなぁ~
でも、足がとまってしまった。

「やはりねぇ~」
数年前の日付がはいった、新婚さんの丸い額入りの記念写真がづらりと並んでいるし、
古びた机、カメラは、長い三脚をつけたままあくびをしているようだ。

どこを見ても湯気は、もうもうと立ち上がっているが、
茹でた
まご屋のおばぁちゃんの姿が見つからないよ 

ふいに、ぶっきらぼうな声がした。

「亡くなったよ、ばあちゃんは・・・つい最近ね 茹たまごは、あと4分ぐらい、待っとくかね? 」



 この上に鍋をおいて、蒸気で茹でたまごが・・・

   

  その代わり、見つかった?ものは?

かたみの古鍋          と            に変身していた

右奥のほうに小さく見える人も、写真屋さん

「はいっ、4個で300円 」 
熱々のたまごを軍手でつかみ、ビニール袋に入れて、紙につつんだ塩を添えてくださった。

「あのばあちゃんは  まぎわまで元気やったがなぁ・・・」
しんみりと語り始めた、二人の老写真屋さん・・・

あのオバァチャンを最後に目にしたのは、もう5~6年ぐらい前かなぁ・・・
今日は、家に帰ってからと、ビニール袋のたまごを抱いて、再び湯気の中をゆっくりと歩き始めた。

「暖かいよ~」
 

まもなく が現れる、この話を しっかりしとこ。

コメント (4)
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雲仙ー(2)

2009年09月14日 | ばあやの本棚

まづ、有明海を渡ります  

 

 長洲港から航送船で多比良港まで約50分、  「久しぶりネェ・・・」
 
波も穏やかだ・・・

  

 平日なので車は ス~イス~イ

いよいよ雲仙温泉町へ標高が約700m、噴き上げる湯気があちこちにみえるが、やはりここは涼しい。

さてと、じいやはまず  へ
入浴代 100円也で、駐車場は無料、時間制限無し

では
「は~い、 いってらっしゃ~い」
ばあやは、
地獄めぐり

一人で極楽感を、味わいながらボチボチと足を伸ばしてゆく。

長袖でちょうどいいと思って歩きはじめた。
ところが地熱が汗を誘い始め、額から首筋へと流れてくる
「暑いなぁ・・・」

ジャンバーをリュックに押し込んで、足を止めてはパチリ、パチリ
 歩け歩け、もうすぐ、茹玉子屋のオバァチャンに逢えるから~

 「はげめよ」 道祖神さまが、声をかけてくださる・・・

  続きますよ~

コメント (6)
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