印度ヒマラヤは崖っぷち

非人情的、破壊的、創造的。又崇高、峻嶮。

夕星(ゆうづつ)

2013-11-14 22:57:32 | ハイキング
最近夕星のころがきれい。
空気が少しひやっとしてすんでいるのか特に
一昨日この言葉で俳句に読んでいる人がいた。
火曜日の俳句勉強会
勉強会だからみんな新しいことを考えて、ていうか考え方で言うと、当たり前らしくない物を持ってきている。

夕方金星が出るころの今時の風景の事。
金星の横には月が半月ででている。
まだ太陽が沈んでまだ時間がたっていないので十分に明るいのであるが、その頃の景色

東山魁夷の絶筆となった《夕星》の絵をみているとまさに夕づつの雰囲気が醸し出されている。東山が描く自然美の世界を、以前千葉県市川市の美術館に行った時の数々の作品を思い出す。

夕づつをつかって、一度は俳句ができればいいけれどと願っている。でも枕草子の時代と錯覚して、古臭いものとうけとられないかと懸念する。

日本最古の漢和辞典『倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』(10世紀前半)では、長庚(ちょうこう;中国での宵の明星)の和名が「由不豆々」(ゆふづつ;「つつ」は星のこと)、明星(明けの明星)の和名が「阿加保之」(あかほし)となっています。この書物をネタ本に使ったと言われる『枕草子』にも「星は、すばる。彦星。みやう星。夕づつ、、、」とあります(「みやう星。」がないテキストもあります)。

古い言葉を調べていて脱帽する。そういう大学の先生がおられるのですね。

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