むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

ヤマシロネコノメソウ:山城猫の目草(どっこい生きていた)

2014-03-19 09:52:33 | 植物観察過去ログについて
3月8日、ポンポン山に自生するフクジュソウを見るのに、ふつうは西尾根道をとるのに、今年は久し振りで竈ケ谷を遡行するルートをとりました。昨年の台風18号による豪雨被害が気になっていたからです。
寸断された登山川沿いの道は各所で迂回するなどであらかた修復がなされていましたが、豪雨の被害は想像以上で、川沿いの岩に付着していたいろいろな草は殆ど流されて岩だけが露出している状況でした。
特に気になっていたこの地域特有の植物であるヤマシロネコノメソウなかなか見つからず、川沿いの道が終わるあたりの岩の、それも下流側の平面でやっと見つけることができました。
トウノウネコノメソウの変種で,京都地方に分布するものがヤマシロネコノメソウとされており、萼裂片は方形、雄しべは萼裂片から突き出し、萼裂片に毛が多いのが特徴とされています。
僅かに残ったヤマシロネコノメソウ、果たして以前のように復活するのかどうか気になりましたが、現地で活動している自然保護団体の方から、もともと渓谷に育つ草なので、大水で流されるのは織り込み済みで、回復にはそう時間はかからないはずだと利いてなるほどと安心しました。

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