むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

イトイヌノヒゲ:糸犬の髭(長い花茎を犬の髯に見立てた) 

2014-09-21 20:15:56 | 植物観察過去ログについて
三重県立上野森林公園の湿地にイトイヌノヒゲ:糸犬の髭(ホシクサ科ホシクサ属)細長い花茎の天辺に小さな花をつけていました。日本各地の水田や湿地に生える1年草で、葉は束生して、長さ10~15㎝、
7~10の脈があります。
花期は8~9月、高さ5~30㎝の花茎の先に白いちいさな頭花を1個つけます。頭花は直径3~7㎜で、白っぽい緑色の総苞片で囲まれ、頭花には雄花と雌花がまじってつきます。
和名はイヌノヒゲ(にくらべて花茎が糸状に長いことからきています。
頭花より総苞片が長いニッポンイヌノヒゲは、‘11年9月13日に取り上げています。
イトイヌノヒゲは非常に変異が多く、やせた土地に生えたものは小型で数も少ないといいます。

数日後滋賀県の瀬田公園で見たのは、上野森林公園のより大きい花でした。両者は栄養に違いによる単なる変異なのか、あるいは別種なのかわからずじまいです。

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