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11月25日、潮岬の草原を歩いていると、緑の葉の下に沢山丸く赤い実がついているのを見かけました。一瞬ハマユウの実かと思い、写真を撮ろうと近づいてみると、葉にも茎にも、果実の萼片にもぎっしりと鋭いとげがついていいます。ワルナスビのようでもありますが熟した実が真っ赤なのが気になります。
調べてみると、ワルナスビの近縁でキンギンナスビ(ナス科ナス属)というのに行き当たりました。
ミナミアメリカ原産で、葉の表裏の葉脈や側脈、茎や萼のまで鋭く硬い棘が密生します。
夏期、直径1㎝ほどの白色の星形の花をつけます。
果実は直径4㎝ほどで、はじめ白色で緑色の筋があり、熟すと赤くなります。黄色い果実を熟すワルナスビと異なる点です。
白から赤に熟してゆくところからキンギンナスビの名がついたと思われます。別名にニシキハリナスビがあります。
明治年間に観賞用に導入されたといい、今では暖地の海岸などに発生するとあります。
11月末の潮岬にはワレモコウやツリガネニンジンなどの花が残っていて、さすが本州最南端の景色でした。
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白→橙→赤と熟してゆく
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