このブログで検索すると2度取り上げていましたが、いずれも冬の赤い実の磁気で、花時に見てみたいものだなどと書いていました。(’07年12月21日記事)
暖地の林の中などに生える常緑の多年草で、高さは30~60cm、根茎は分枝し、茎の節には鱗形状葉があります。長さ15~40cm、幅5~8cmの広披針形の葉の裏面には軟毛が多く、ビロードのような手ざわりです。
5~6月、10~15cmの花穂を立て、白地に赤い筋の入った卵形の唇弁の花をつけます。
晩秋、長さ1.5cmほどの広楕円形で赤色の果実を熟します。中にある種子を伊豆縮砂と呼び健胃などに用います。
冬の赤い実も印象的ですが、ショウガの仲間としては珍しい赤と白のしゃれた花は、花茗荷の名に恥じないものでした。