出身地の志摩半島阿児近くにログハウスを建て、週何日か高槻から通って、農と漁を楽しむという友人に案内してもらい岬や展望台をめぐりました。
南国の浜辺にはいくつかの気になる植物に出会いました。
一番目についたのが茎頭に大きな蕾をつけたハマウド:浜独活(セリ科シシウド属)です。
暖かい海岸に生える多年草で、高さ1~1.4mにもなるのでオニウドとも呼ばれます。茎は太く縦の筋が目立ちます。葉は1~2回羽状複葉で、葉柄の基部は袋状に膨らみ、小葉は卵状楕円形で、厚くて光沢があり、縁は切れ込みます。
4~6月、枝先の複数の散形花序に白くて小さい花を多数つけます。
若芽を食用にするアシタバに似てなくはありませんが、アシタバよりはるかに大型でいかつい感じであり、花期もアシタバの秋に対し、ハマウドは初夏、アシタバのように茎を切っても黄色い汁が出ないなど大きく違っています。