むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

オクモミジハグマ:奥紅葉白熊(奥山にモミジの葉形)  

2015-05-11 05:51:53 | 植物観察記録
4月末の高尾山は草の花も木の花も葉境期なのか少しさみしい感じでした。やむなく面白そうな葉の形のものを探して歩いているうちに、カエデのような葉をつけた草に出会いました。
掌状に切れ込んだ葉をモミジにたとえてこの名があるオクモミジハグマ:奥紅葉白熊(キク科モミジハグマ属)です。
山地に木陰に生える多年草で、高さは30~80㎝になり、茎の中部に4~7個の長い柄がある葉がやや輪生状に集まってつきます。葉は長さも幅も10㎝ほどで、両面にまばらに軟毛があります。
西日本にある母種のモミジハグマはこれより葉が少し薄く切れ込みが深くなります。
8~9月、茎の上部に白い頭花を横向きにつけます。