教育相談室 かけはし 小中連携版

ある小学校に設置された教育相談室。発行する新聞「かけはし」が、やがて小・中3校を結ぶ校区新聞に発展しました。

38期生のスタートにあたって(学年だより)

2010年04月05日 | 学校の話題
入学おめでとう。小学校6年間の学校生活を終え、皆さんは義務教育最後の3年間をこの◎中で過ごすことになりました。これからの中学校生活を、皆さんと3つの目標に向かって頑張りたいと考えています。

その第一は《学ぶ力を身につける》ということです。皆さんは中学校生活のスタートにあたってヤル気いっぱいのことと思います。同時に中学校に入ったら授業の内容が急に難しくなるという不安を持つ人も少なくないかもしれません。学校は何と言っても学習する場です。学ぶことへの意欲が無くなると、学校生活の多くが辛い時間になってしまいます。自然や社会のできごとに関心を寄せ、真理を探求する心を大切にして下さい。日々の生活の中では、授業を大切にし、休み時間とのケジメをつけ、忘れ物がないようにすることが大切です。

第二に《働く力を身につける》ということです。働くと言っても新聞配達をしなさいと言っているのではありません。学校生活の中には、日直や係の仕事、更に掃除活動や生徒会活動など、皆さんの学校生活をより良くするための様々な活動があります。自分に得なることしかできない、そんな人は社会で通用しません。みんなのために自分の力を発揮できる、それが『働く力』だと考えます。皆さんの一人ひとりが『働く力』を身につけて欲しいと思います。

最後に《仲間と手を結ぶ力を身につける》ということです。一人ひとりの力を伸ばすには、励ましあい互いの力を発揮できる仲間が必要です。様々な研究調査を見ても「仲が良く協力し合えるクラスほど学習の伸びが見られる」と言われています。逆にそれぞれが足引っ張りしているようでは、個人の努力は報われにくくなります。互いを認め、大切にし、協力し合う、そんなクラス・学年を作ることが、みんなの力を伸ばすことになるのです。

 中学校生活の素敵な一歩を踏み出すために、一緒に頑張りましょう。


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