「どデカイ安納芋」、計ってみると1,160g。過去には2kg越えのサイズもあったが、1kgを越えるとやっぱりビックリしてしまう。このサイズの芋が土の中から出てきた時は、数年前だとビックリどころか大喜びもした。でも、直売所に出荷する今、困惑してしまう。
こんなビッグサイズができると、それに養分がたくさん行くので多くの芋が収穫できない。ビッグサイズ1個よりも400gが3個できる方が、直売所向けにはピッタリ。でも、時にはビッグサイズが出るから、「エー」とビックリしたりで単純な収穫作業が楽しく変化があっていいか・・・
ビッグサイズは、大きすぎて一般家庭では使う人が少ない。さつま芋は必要な分だけ切って調理するよりも、1本を使いきって調理する。このサイズだと、適当な大きさに切り蒸してコロッケにするのが一番だと思っている。コロッケだと冷凍保存できる。安納芋なので砂糖がなくても甘くて美味しいコロッケが作れる。また、蒸してお菓子作りの餡やサラダなどにも使える。でも、手間暇かけて調理する人は少ない。
直売所に出荷するとなれば価格がつけにくい。どんな家庭でも手軽に使えるサイズでなく、またスーパーなどでも出回らない規格のため値付けに困ってしまう。1160gのビッグサイズ、重さだけだと500gの芋の2倍、でも価格は2倍という訳にはいかない。500gを2本買う選択が圧倒的に多いはずとすれば、せいぜい1.5倍、それ以下の価格かなあ・・・。でも、安くしすぎて、すぐ売れたりしてもイヤだし・・・。仏壇に供えておこーかなあ・・・。あーでもない・こーでもないと考えあぐねた末、売れなくてもいい、直売所なんだからスーパーなんかでは見たこともない「どデカイ芋」を置くのも話題になっていいかも・・・なんて。