大好きな金山寺味噌。
いつもは、醤油発祥の地・湯浅町で、「垣内商店」や「丸新」の本店で買ってくる。
ご近所さんが、「これ、今年仕込んだ金山寺味噌。食べてみて」と持って来てくれた。
持って来てくれた金山寺味噌だと、買えば1000円ぐらいはするかも知れない。
『みかんの仕事で忙しいのに・・・ 作るのも面倒なのに・・・ 家族も少ないのに・・・』
お礼を言いながら、そんなことを家内が口走ると、
「大阪の妹とか、親戚の人に送ってあげなアカンから作るんよ」と。
・・・農家は働き者・・・
周辺の農家では、本業のみかん作り以外にも、自家消費用に野菜やら金山寺味噌やら漬物などを作ったりしている。
でも自家消費用だけが目的ではない。都会に住む子や孫や親戚などにも送ってやりたいとの一心で、忙しい本業の合間をぬって頑張っている人が多い。
その働きぶりには、いつも頭が下がるばかり・・・
サラリーマンなら定年はあるが農家に定年はない。体が動く限り働き続ける。
周辺には、そんな人達が多いだけに、勝手気ままな我が家庭園芸が恥ずかしく思えてくる。
でも我が性分は直らない・・・