紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

免許更新前の高齢者講習 スマホは反則金3倍

2019年11月29日 | 我が家の食&漬物作り

70歳以上の免許更新には「高齢者講習」が義務づけられている。その終了証明書を持参しないと免許の更新手続きができない。

受講案内の通知が来たので最寄りの自動車学校に申し込んだ。当初の講習日が所用で行けなくなったため替えてもらい、昨日、その講習を受けてきた。

心配だったのは、受講日をうっかり忘れてしまわないかだった。カレンダーに記入し、家内にも気をつけてもらうようにしていたが杞憂だった。

前日、自動車学校から「明日、受講日です」との電話があった。「さすが!」と思った。一方で、過去に、うっかりと忘れてしまう人が少なからずいたから電話してくるんだとも思った。

 

・・・・・講習は約2時間だった・・・・・

参加者は9人だった。大型免許・普通車・原付の3者が混在していた。

視力検査をした。大型車と普通車と原付では、免許更新時にパスできる視力が違うと知った。検査では、パス出来ない視力の人が2人いた。体調やお天気によっても視力は多少変わったりするが、眼鏡を作っとかないと免許更新できない可能性があるとアドバイスされていた。

夜間の視力検査もしてくれた。初めての検査だった。ライトとライトの間にある薄暗い場所の記号が読めるかどうかだった。自分は、通常の視力検査の半分だった。夜間、ヘッドライトが届かない暗い場所は、昼間と違って極端に視界が悪くなるということを痛感した。・・・昼間と同じスピードで走ったらあかんのや!

視野検査もした。眼科においてある機器と違ってシンプルだった。緑内障だけでなく、加齢とともに視野が狭くなることもわかった。

普通車に乗って教習所内のコースも走った。試験ではないので、隣に座った教官の指示通りに運転するだけだった。「いつも軽トラばかりで普通車に乗ることはないので・・・」と心配されていた人もいた。でも、結果オーライだった。

<教材と高齢者講習修了証明書>

 

・・・・・講習を受けて・・・・

仕方なく受講した講習だったが、5,100円分以上の意義もあった。

①昨年の交通事故死亡者の内、60歳以上が半数と聞いた。気持ちは青春してても、体は老化していることを肝に銘ずべきだと思った

②スマホなどの「ながら運転」が罰則強化される : 12/1から道交法が改正され、スマホ片手の運転は1点・6,000から3点18,000と3倍になる。「ながら運転」で交通が危険な状態になった時は2点・9,000円から免許停止・30万円の罰金になる。・・・心配ないと思うが、念のため近隣の人にも教えてあげなくっちゃ・・・

③予測運転の心得 : 子供が歩道で遊んでいた場合、もしかしたら急に道路に飛び出すかもわからない。停まっている車があれば、急にドアを開けるかも知れないなどなど。・・・洞察力を働かせば脳が活性化するし事故のリスクが減るし一石二鳥や!

④今も夜間運転は控えているが、夜間視力の測定結果をみて、改めて夜の運転はできるだけしないのが無難と痛感した。

・・・・・・・

16歳のときに取った「軽四輪免許(既に廃止された)」以来、半世紀以上が経った。我が家の乗用車も軽トラも何台も買い替えた。県内出張で仕事先の車にも乗った。総走行距離をざっと計算したら延べ50万km以上は確実。

ヒヤリとしたことはあったが、幸いにも今までは無事故で来れた。追突などの事故に巻き込まれたこともなかった。友人・知人からは、「事故をしたことも事故に遭ったこともないなんて珍しい」とよく言われる。

今まで運が良かったのかも知れない。いや、神様のお陰に違いないと感謝している。

講習を受けて運転に対する心構えが一段と引き締まった。とても、5,100円では買えない値打ちがあった。