梅雨の中休みで、花も戸惑いがちかも・・・
花の問屋さんの風景
仕入れに来た花屋さん達は花の問屋さんに到着しても、市場からの花が並べ終わるのを待つ。問屋さんの合図とともに一斉に花屋さん達が仕入れを始める。
問屋さんは「一般客お断り」だから花屋さんでないと入れない。高価な花は1本単位でも販売されているが、大半の花は種類や品質ごとに10本・20本単位となっているので個人では多すぎるし、同じ種類でも品質格差と価格差があり買うのには向いていない。 菊の場合だと、軸の太さ・長さ、蕾の数と大きさ、市場から来たばかりかどうか、花が開いていないかなどで値段が違う。さらに色違いもある。それを数十本単位で買うから選ぶのは大変。
花屋さんは、顧客層や時期や天候、さらには活けるときの花の組み合わせなどを予測し、仕入れする花の種類・品質・量を決めている。見ていると、買いたい花をリストしたメモを手に選んでいる花屋さんが多い。
自分は、義母が選んでいく花を集積場所に順次運んでいくだけ。時には、義母に迷いがあるのか、「この色、どう」とか聞かれる。聞かれて嬉しい反面、何のデータも頭にない自分は好き嫌いだけで返事するしかない。
時には、義母を離れていろんな花を見て回る。綺麗な花、珍しい花には、足を止め魅入ってしまう。売れ残り安くなり心魅かれる花で、お手頃価格な花をみつけた時は、義母に頼んで買ってもらうこともある。
家内の代役なので感謝されながらお手伝いしているが、自分では貴重な体験と楽しい時間を過ごさせて頂いていると思っている。