岡山県倉敷市の塗装屋日記

岡山県倉敷市の共栄塗装店の2代目が、仕事から日々日常の事まで書いております。

モニエル瓦の仕上げ塗装(1回目)

2010年10月30日 20時05分42秒 | 屋根と外壁の塗装2010年10月岡山
岡山市のお客様宅のモニエル瓦屋根塗装。

29日の作業、まずは下塗り塗装(3回目)の
続きをいたしました。

塗装前の写真です


下塗り塗装(3回塗り)後の写真です


最初に比べて、色が濃く、むらさき色に変わっていることが
おわかりいただけると思います。
この色の変化こそ、モニエル瓦の表面の「スラリー層」が
かたく固まったことの証といえます。


乾燥させた後、塗膜検査をいたしました。

モニエル瓦塗装のときには毎回おこなっている検査ですが、
瓦表面の「スラリー層」がほんとう固まっているか、
ほんとうに剥がれないかを確かめるための検査です。


まず、テープを瓦の表面に貼り

それをゆっくりと剥がします

そしてテープのノリ面に粉が付着していなければ
「しっかりと固まっている」証拠となります。

下のように、粉は付着していませんでしたので、
しっかりと固まっている、と判断できます。


この後、昼食時間を利用してよく瓦を乾燥させたのち、
仕上がり塗装(1回目)にとりかかりました。


使用塗料の「ナノシリコン」です。


モニエル瓦は表面が「ザラザラ、ボコボコ」としていますので、
どうしてもコケや汚れが付着しやすい、という欠点をもっていますが、
この「ナノシリコン」はカビやコケから瓦を守る性能が高く、
まさに、モニエル瓦塗装にうってつけの塗料といえます。


下塗りと同様に、ハケ塗りをいたします。




「吹き付け塗装」のほうが早くできるのですが、
塗料の飛散は避けられず、近隣の皆様へご迷惑を
おかけする可能性は高いと言えますね。
なので時間がかかっても、ハケ塗りを選択するわけです。


塗装前です

仕上げ塗装(1回目)後です


塗装前です

仕上げ塗装(1回目)後です


塗装前です

仕上げ塗装(1回目)後です


仕上げ塗装は2回塗りいたしますので、
後日、2回目をおこないます。
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モニエル瓦の下塗り塗装

2010年10月29日 23時36分49秒 | 屋根と外壁の塗装2010年10月岡山
岡山市のお客様宅の屋根・外壁塗装作業。

27日の作業は、モニエル瓦屋根の下塗り(2回目)
をいたしました。

とにかく下塗りをしっかりと3回塗りすることが
不可欠な瓦ですので、ひたすらに塗るのみです。


下が、塗装前の写真です


下塗り塗装(2回目)後の写真です


色が濃いくなったことがおわかりいただけると思います。

このように色が変わり、下塗りだけでツヤが出るくらいになって
やっと、下塗り完成となります。
2回塗りではまだまだ甘く、3回塗ってやっとOK!の状態です。

この後、乾いた面から3回塗りをいたしましたが
全面を塗る時間はありませんでしたので、後日へ持ち越しです。
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軒天塗装

2010年10月27日 20時30分50秒 | 屋根と外壁の塗装2010年10月岡山
岡山市のお客様宅の屋根・外壁塗装作業。
昨日(26日)の作業を紹介いたします。

まずは、鼻隠しの仕上げ塗装の2回目をおこないました。


これで2回目の仕上げ塗装が完了ですが、
まだまだ完成とはいきません。
後日、3回目の仕上げ塗装をいたします。



次の作業は、昨日までに下塗りシーラー塗装を
済ませておいた「軒裏天井」に、仕上げ塗装の1回目をしました。

壁や軒裏天井とのさかい目は、慎重にハケ塗りをします


そして広い面はローラーにて、塗装しております

塗装後です。この軒裏天井には後日、
2回目の塗装をいたします



その後、外壁にも仕上げ塗装の1回目をおこないました。

使用塗料の、「水性セラミシリコン」です。



やはりさかい目は、はみ出さないようにハケ塗りし

広い面はローラー塗装です。


1回目の仕上げ塗装、完了後です。



外壁アップ写真の
塗装前です

下塗り後です

仕上げ塗装(1回目)後です




続いての作業です。
モニエル瓦屋根に下塗り塗装(1回目)をいたしました。


このモニエル瓦。特殊なタイプのセメント瓦でありまして、
長持ちのする塗装に仕上げるには、「下塗り3回塗り」
が必須な瓦です。

その下塗り塗料も専用のものが必要でありまして、
そこを間違えると、はやい時期に「塗料がはがれる」という
トラブルをおこす恐れがあるため、ただひたすらに、
手を抜かずに下塗りを塗り重ねることが絶対条件となります。


使用する下塗り塗料は、「スラリー強化プライマー」です


「主剤」に「硬化剤」を混ぜ合わせる、「2液製」の
塗料でありまして、硬化剤混入後はその当日に使い切らないと、
翌日には固まってしまい、使用できなくなる塗料です。


当日使用するだけの量を作り、作ったあとはひたすらに、
塗るのみであります。

翌日以降に2回目、3回目の下塗りをおこないます。



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外壁の下塗り塗装

2010年10月26日 21時00分51秒 | 屋根と外壁の塗装2010年10月岡山
岡山市のお客様宅にて、
屋根と外壁の塗装をさせていただいております。


更新が遅れてしまい申し訳ないのですが、
先週の金曜日の作業から、紹介いたします。

まずは、外壁に発生している「ヒビ割れ」の補修です。

下の写真のように、ヒビ割れている部分が多々見られましたので


コーキングにて、ヒビを埋めました。


使用したコーキングは、「ウレタンコーキング」です。

この「ウレタンコーキング」。
「低モジュラス・ノンブリード」タイプの製品であります。
通常では聞くことの無い言葉ですよね。

簡単に説明しますと、この「低モジュラス・ノンブリード」タイプ
ではないコーキングを使用しますと、数年後に
コーキングの上だけ汚れたように変色する恐れが高いです。
また、コーキングの上に塗った塗料がはがれる、という恐れもあります。


そこでコーキングが変色しないようにするために
効果を発揮するのが、「ノンブリード」

塗料がはがれないようにするために
効果を発揮するのが「低モジュラス」という成分です。

この「低モジュラス・ノンブリード」タイプのコーキングは
ウレタンコーキング以外に「変性シリコーン」でも存在しますので、
ご自身で塗装をお考えの方は、このどちらかをご使用ください。


さて、ほぼすべての目地にヒビが発生しておりましたので、
そのすべてにコーキングを塗布いたしました。



その後、コーキングを乾燥させる時間を利用して、
外壁の西面と北面に養生をし、鼻隠しの塗装(1回目)
をいたしました。


この鼻隠し、「木製」なのですが塗料の吸い込みが激しいので、
最低でも「3回塗り」が必要となります。
この日は1回のみの塗装ですが、今後2回目、3回目を経て
長持ちのする、美しい仕上がりにいたします。


その後昼より、軒裏天井の下塗り塗装
「エポキシ系」のシーラーを塗装しております。


さらに続いて、外壁に下塗り塗装をいたしました。
使用塗料の「ソフトサーフSG」です。
乾くとゴム質になり、ひび割れにくくするための塗料です。


旧塗膜が「リシン」や「スキン」や「スタッコ」の場合、
表面がザラザラとしているため、いきなりこの
「ソフトサーフSG」を塗ると付着性に疑問が残るのですが、
今回のお客様宅は、表面がツルツルとした「ボンタイル」ですので、
シーラーを省いて、「ソフトサーフSG」を下塗りとして選択いたしました。

下の「スキン」のようにザラザラとした表面の場合は、
「ソフトサーフSG」の前に、シーラー塗装が必要です。


今回のお客様宅の旧塗膜は「ボンタイル」ですので、
下塗りは「ソフトサーフSG」のみで十分となります。



このように、「ソフトサーフSG」を塗り進めました。




「ソフトサーフSG」塗装前です

「ソフトサーフSG」塗装後です








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健康美化ウオーク

2010年10月24日 09時23分03秒 | 商工会
昨日の土曜日は無理を言ってお客様に休みをいただき、
地元の「つくぼ商工会」主催の、「健康美化ウオーク」
に参加してきました。


いつもお世話になっている「わが町」をキレイにすべく、
つくぼ商工会地域の、茶屋町・早島・庄の3地区それぞれに
ゴミを拾いながら歩き、最終的にはゴールである早島役場に
集合する、という企画であります。
美観と健康を兼ねた、とても良い企画ですね。

私は庄地域ですので、庄役場を出発して早島まで歩くのですが、
その距離、約8キロ。運動不足の体には、なかなかの距離です。

出発前の、庄役場の様子です
庄地区からは、約40人の方が参加されました。


このように、歩きながらゴミを拾っていきます



私は、つくぼ商工会青年部、庄地区の代表をさせていただいて
おりますが、今回の私の役割はゴミを拾うことではなく・・・

旗を持って、皆さんを先導する役割を任されました



皆さんを先導するのはもちろんですが、
先頭で旗を目立たせることで、車のドライバーさんに
いち早く気付いてもらい、事故を避ける役目でもあります。
ただ旗を持って歩くだけですが、なかなかに気の抜けない
作業でした。


最後には早島役場のとなりにあるグラウンドにて、
会長のご挨拶。その後、女性部の皆さんが作ってくれた
豚汁を食べて、解散となりました。
皆様、お疲れ様でした。


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モニエル瓦の高圧洗浄

2010年10月22日 22時39分16秒 | 屋根と外壁の塗装2010年10月岡山
岡山市のお客様宅にて、
屋根と外壁の塗装をさせていただいております。

足場屋さんに仮設足場を組んでもらったのが、18日。
その翌日、屋根と壁の高圧洗浄をしました。

モニエル瓦屋根・洗浄前です

洗浄後です



瓦の表面に付着したコケや汚れを除くのはもちろんのこと。
モニエル瓦は表面に「着色スラリー」というセメント粉を
吹き付けてある、特殊なセメント瓦です。

この「着色スラリー」は経年劣化により、
非常に剥がれやすい状態になります。
なので、まずは剥がれそうな「着色スラリー」を、
剥がれるだけ剥がす、という役割も高圧洗浄には求められます。

洗浄の際に「着色スラリー」が水と一緒になって落ちますので、
このように、流れ出た水も「茶色」になってますね。



洗浄前です

洗浄後です



洗浄前です

洗浄後です
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外壁塗装・足場

2010年10月19日 21時48分27秒 | 屋根と外壁の塗装2010年10月岡山
昨日より、岡山市のお客様宅にて、
モニエル瓦屋根と、モルタル外壁の塗装を
開始させていただきました。

お客様、よろしくお願いいたします。

初日の昨日、足場屋さんが仮設足場を組み立ててくれました。


これで安心して、安全に作業ができます。
足場屋さん、ありがとうございます。


お客様宅の屋根は「モニエル瓦屋根」です。


表面に「スラリー層」という特殊なセメント粉を吹き付けてある
セメント瓦の一種でして、
塗装の際にも、通常とは異なる塗装工程が必要となります。

長持ちのする塗装を実現させるためにも、
念を入れて塗装作業をさせていただきます。
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地元のありがたさ

2010年10月17日 09時28分02秒 | トタン屋根塗装
昨日は倉敷市のお客様宅にて、
トタン屋根塗装の仕上げ工程をさせていただきました。


昔ながらのわら葺き(あるいはかや葺き)屋根の上に
トタンをかぶせた屋根です。
最近では少なくなってきましたが、
岡山県では北部を中心にまだまだ多く、
山や田の多い風景ととてもマッチして、落ち着きを与えてくれます。

また、屋根表面と天井との間の空間にわら(かや)が詰められているため、
夏場はわら(かや)屋根から水分が蒸発して室内の温度を放出し、
冬場は逆に室内に放出されて湿気が蒸発することをふせぎます。
なので、「年中、室内温度・湿度が安定」しており、
とても快適に過ごせるように造られているんですね。

私も実際、夏場にトタン塗装をさせていただいた際、
お客様宅内で休憩をさせていただくこともあるのですが、
その涼しさには驚きます。


昨今、新築住宅を受注施工されている工務店さんのチラシなどで
「かや葺き屋根の原理を取り入れた住宅を提案」されている
会社を見受けますが、かや葺き屋根が日本の気候・湿度・風土に
適していることに気付いた方が多くなった証拠ですね。


なくなってほしくない「日本の文化」だと思います。が、
住まわれている方にとってはメンテナンスが大変なのも事実。

最近でこそ、ステンレス製やガルバリウム鋼板製の屋根など
「錆びない(錆びにくい)」素材が多く使われておりますが、
「わら(かや)葺き屋根」に住まわれているお宅の多くは
25年以上前にトタンをかぶせたお宅が多く、
素材としてはやはり、「鉄板製」が多いようです。
なのでやはり、「サビ」との闘いは避けがたいものですね。


前述のように、「かや葺き屋根が水分を放出」しますので、
内部からの湿気により、トタンにサビを呼ぶこともありますので、
トタンは、表面と内面の両方からの湿気・水分により、
常に「さびやすい」状況に置かれていることとなります。


内面からの湿気に対しては対処の方法がないのですが、
外面から発生したサビや汚れに対しては、塗装の前に
適切な下地処理をすることで、出来る限り長持ちのする
塗装に仕上げることは可能です。

ただ「塗ればいい」というものではなく、根気のいる作業が
不可欠となりますので、そこをじっくりとやるかやらないかは
職人自身の性格次第、ということにもなりますね。



お客様から「本当の信頼」をいただくためには1回のみのお付き合い
ではなく、2回、3回と塗替えをさせていただき、トタン屋根を
長持ちさせている、という実績によって信頼をいただきます。

当社の場合、トタン屋根の塗装をさせていただいているお客様は
20年以上お付き合いいただく、ありがたいお客様が多く、
感謝、感謝の気持ちで毎回、塗替えをさせていただいております。


この度のお客様も20年以上のお付き合いですが、
私の実家のすぐご近所さんであります。

当然、私が子どもだった時代からよく知っており、
私にとっては「近所のおじさん、おばさん」の家でもあります。
毎回、「次の塗替えの時期がきたら、声をかけてね」とのお言葉に
信頼を感じ、とても嬉しく、ありがたく思います。


この信頼は簡単に得られるものではなく、やはり実績と年数を
経ることで、いただけたものでしょう。

今後も10年後、20年後、30年後まで信頼いただけるように、
作業をさせていただくすべてのお客様宅において
根気よくコツコツと、丁寧な塗装作業をしていきます。

共栄塗装店・橋本豪紀(はしもとひでとし)





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無事に完了。外壁と屋根の塗装

2010年10月13日 20時36分26秒 | 屋根と外壁の塗装2010年倉敷
昨日完了させていただきました、
倉敷市のお客様宅を紹介させていただきます。


最終的な工程として、1階屋根(カラーベスト)の塗装。
下塗り1回、仕上げ2回塗りをしております。
使用塗料:下塗り「Mシリコンプライマー」
     仕上げ「ヤネMシリコン」


そしてベランダの手すりの塗装。
下塗り1回、仕上げ2回塗りをしております。
使用塗料:下塗り「リフノン」
     仕上げ「ファインルーフⅡ」



下の写真は、ベランダ下部の「胴差」です。
完全にコーキングが劣化して、雨漏りしている状態でした。

変性シリコーンコーキングにて、補修しました。

そして塗装完了後です。
使用塗料:下塗り「ナノコンシーラー」
     仕上げ「ナノコンポジットW」




外壁、塗装前です。

外壁、塗装後です。
間違いなくキレイになりましたが、写真ではわかりにくいですね。
撮影技術に難のある、共栄塗装店の橋本であります。


ベランダ部分の外壁は特に劣化の激しい面でしたので、
通常よりも1回多い、「仕上げ3回塗り」をいたしました。
(下塗りシーラーと合わせて、4回塗りです)



最終日には掃除、窓拭きをいたします。
お客様に、より「キレイになった」と実感いただくために、
必要なことです。


お客様、この度はまことにありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いいたします。

共栄塗装店・橋本豪紀(はしもとひでとし)
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外壁塗装・完了

2010年10月12日 22時46分56秒 | 屋根と外壁の塗装2010年倉敷
本日、倉敷市のお客様宅の
屋根(カラーベスト)と壁(サイディング)の
塗替え工事を無事、完了させていただきました。
お客様、まことにありがとうございました。

本来ならば、完成写真付きで紹介をさせていただくのですが・・・


作業から帰社後、道具の後片付けなどをし、
夜7時より、商工会青年部の会議に出ておりました。

9時過ぎに帰宅後、今日の完成写真付きでブログ更新!
の予定でしたが・・・。
カメラを会社に忘れておりました・・・


仕方がないので、紹介は明日に・・・と思いながら
受信メールを確認しておりますと、
今回のお客様から、ありがた~いメールが届いておりました。

>「本日まで、いろいろとありがとうございました。
>おかげさまで大変きれいになって家族ともども喜んでおります。」

とのお言葉をいただきました。


職人冥利につきる、本当に嬉しいお言葉です。
感謝、感謝、お客様、ありがとうございました!!
コメント (2)
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