岡山県倉敷市の塗装屋日記

岡山県倉敷市の共栄塗装店の2代目が、仕事から日々日常の事まで書いております。

カラーベスト屋根の塗装・完了

2010年03月18日 19時25分12秒 | カラーベスト屋根塗装2010年3月倉敷
倉敷市のお客様宅の
カラーベスト屋根塗装、
17日をもって完了させていただきました。
お客様、まことにありがとうございました。

17日の夜より私が熱を出してしまい、
ここでのご紹介が遅れてしまいました。
申し訳ありませんでした。

この日は久しぶりの好天!、まさに塗装日和です。


塗装前です

塗装後です


塗装前です

塗装後です


塗装前です

塗装後です







お客様、まことにありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いいたします。
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タスペーサー

2010年03月12日 18時49分26秒 | カラーベスト屋根塗装2010年3月倉敷
倉敷市のお客様宅の屋根塗装、
本日の作業は、昨日下塗りを完了しておいた
カラーベスト屋根に「タスペーサー」を装着しました。




何のために使用する道具か、ご説明します。


カラーベストはその構造上、縦のすき間から雨水が浸入しますが、
その下の横のすき間から水が逃げるため、
雨漏りにはいたりません。


しかし塗装後に、その塗料によって下のすき間が埋まることが多く、
逃げ道を失った雨水が逆流し、雨漏りの原因となる恐れがあります。



屋根によっては下のすき間が4mm以上あるものもあり、
その場合には塗装後にカッターナイフなどですき間の塗料を切る、
「縁切り(えんぎり)」という作業で充分な場合もあります。

しかし今回のお客様宅の屋根は比較的、下のすき間の間隔が
狭く、「縁切り」だけでは水の逃げ道を確保するのは難しいので
この「タスペーサー」を使用することにいたしました。


下塗りのプライマーを塗装後の翌日に装着するのが基本です。


縦のすき間のから約10cm~15cmくらい横に装着します


下の画像の文面はおかしいですね(笑)
失礼しました。 正しくは、
「タスペーサーを装着することですき間が広がり、
 塗料で埋まってしまう恐れがなくなりました。」です。


下の写真が、「仕上げの塗装(1回目)」後です。
塗料で埋まることなく、水の逃げ道を確保できています。



「タスペーサー」の装着後、午前11時頃より、
仕上げの塗装(1回目)をいたしました。

使用塗料の「ヤネMシリコン」です。


つなぎ目などの細部はハケ塗りで


つなぎ目や小口部分などをハケ塗りせず、すべてローラー塗装を
したほうが作業時間そのものは早くできるのですが、
それではどうしてもすき間に塗料を押し込んで塗るようになり、
せっかくタスペーサーをしても、すき間が確保できなくなります。

すべてローラーで塗装している職人さんを見たことがありますが、
やはり、細部はハケ塗りするのが望ましいでしょう。

広い面はローラー塗装です。


2液性の弱溶剤(油性)シリコン塗料を使用していますので、
ツヤもあり、高い対候性があります。



仕上げ塗装は「2回塗り」をいたしますが、
とりあえず、本日は1回塗りを完了いたしました。

2回目は来週、好天日におこないます。

塗装前

仕上げ塗装(1回目)後


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カラーベストの下塗り塗装

2010年03月11日 18時42分33秒 | カラーベスト屋根塗装2010年3月倉敷
倉敷市のお客様宅の屋根塗装、
本日はカラーベスト屋根の下塗りをいたしました。

使用する塗料は「Mシリコンプライマー」です。


この「プライマー(またはシーラー)」という下塗り材、
屋根塗装において絶対に欠かすことのできない工程です。

一般的に、新築から(または前回の塗装から)10数年後に
屋根の塗装をされる場合が多く、その10数年の間に、
屋根は太陽に焼かれ、雨に打たれ、経年劣化の状態になっています。

その状態のカラーベストは水分を吸収しやすい「防水効果の低下」
をおこしており、仮に「プライマー/シーラー」を下塗りせずに
いきなり上塗り塗装をしてしまうと、部分的に塗料を吸い込んでしまい、
ムラになった仕上がりとなってしまいます。

また、表面が「カサカサ」としたカラーベストには本来、
塗料は付着しにくいものです。
接着剤としての効果が高い「プライマー/シーラー」を塗らなければ、
数年後には塗膜がカラーベストから剥がれる恐れは高いと言えます。

屋根塗装においても、外壁塗装においても、
「下塗り塗装をしないのならば、塗装しないほうがマシ」
というくらいに、「プライマー/シーラー」は必須であります。


重ねや、トタンとの境などはハケ塗りで慎重に

広い面はローラーで塗装します


透明になる塗料ですので色は着きませんが、
「濡れツヤ感」になるのが、プライマーが効いた証拠です。

左半分が塗装済み、右半分が塗装前です。



塗装前です。

塗装後です
濡れツヤが出ているのが確認いただけると思います。


塗装前です。

塗装後です。
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トタン部分の仕上げ塗装(2回目)

2010年03月08日 17時11分23秒 | カラーベスト屋根塗装2010年3月倉敷
倉敷市のお客様宅にて、
カラーベスト屋根塗装をさせていただいてます。

天気が不安定なため、なかなか思うように進まず、
お客様にはご迷惑をおかけしております。
申し訳ありません。

さて、本日は本来ならばカラーベストの下塗りを
したいところなのですが・・・

今日の天気は「昼ごろから晴れてくる」との予報ですが、
明日、あさってが降雨の予報。
「下塗りプライマー」塗装後に激しい雨が降ってしまうと、
せっかくのプライマーが効果を失ってしまう恐れがあります。

なので朝の時点で、本日の下塗り塗装は中止の判断をしました。
結局のところ、昼になっても下の写真のような曇天でしたので、
やはり、下塗りを見合わせて正解でした。



先日までに仕上げ塗装(1回目)までを完了しておいた
屋根のトタン部分、は塗装が可能ですので、
仕上げ塗装の2回目をおこないました。


「仕上げ1回塗り」では塗料の持つ「色ツヤ、輝き」は発揮できず、
必ず、「下塗り1回、仕上げ2回」の計3回が必須となります。

「仕上げ1回塗り後」の画像です

「仕上げ2回塗り後」の画像です
アンテナが反射するくらいにツヤが出ているのがおわかりと思います。





次の作業、
2階通路の手すり部分です。


通常の「トタン」ではなく表面に特殊な加工が施されており、
普通に塗装をした場合、
「塗料がなかなか乾かずに、いつまでもベタつく」という状態になります。
その現象を「可塑化(かそか)」といいます。

また、塗膜がはがれやすい材質でもあります。

その「可塑化、塗膜のはがれ」を防ぐための
強力な下塗り塗装をする必要があります。

「リフノン」という下塗り塗料を使用します。


「リフノン」という名は「リフティング・ノン」の略でしょう。

塗装用語で「リフティング」とは「塗膜が浮く→はがれる」ことで、
つまり「塗膜を浮かせない、はがさない」という商品名です。

実際には「塗装に適さない」特殊鋼板に塗装をするわけですので、
無理やりにでも仕上げ塗料を密着させるための、強力な
下塗り塗料である必要があり、この「リフノン」はまさに、
それに適した強力な下塗り塗料です。

まずは、塗料をより密着させるために、鋼板の表面に
ペーパーでキズを付ける、「目荒らし」という作業をします。


コーナー部分には塗料が付かない「シリコンコーキング」を
塗布されてあったので、塗料がのるものに打ち替えました。


ここまでの作業は先週やっておいたので、
もう完全にコーキングは乾いています。

その上から、「リフノン」を塗装しました。


後日、仕上げの黒い塗料を2回塗りして、完了となります。
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トタン部分の仕上げ塗装(1回目)

2010年03月05日 17時37分08秒 | カラーベスト屋根塗装2010年3月倉敷
倉敷市のお客様宅にて、
カラーベスト屋根をさせていただいております。

昨日はほぼ一日中、降雨の天気でしたので作業は休み、
本日の朝、お伺いいたしました。

昨夜まで雨が降っていたので、
当然カラーベストはまだ湿っています。


今日の天気はこの後、徐々に晴れてくる予報ではありますが、
内部に浸透した水分を完全に乾燥させたいので、
大事をとって、今日はカラーベストには手を付けないことにします。
明日、明後日も雨の予報でもありますし。

「棟」や「谷」といったトタン部分はすでにサビ止め塗装済みですので、
水分が内部には浸透していません。本日の仕上げ塗装(1回目)が可能です。

しかし、サビ止め塗装をしているため「ワックス効果」となり、
雨水をはじいて「水玉状態」になっています。




このままでは乾くのに相当な時間を要すことになりますので、
ぞうきんで水を拭き、コーヒーでも飲みながら、
完全に乾くのを待ちます。

だんだん日が出てきて午前9時半頃には塗装可能になりました。

仕上げ塗装(1回目)に使用する塗料、
「ヤネMシリコン」(関西ペイント)です。


「2液製、弱溶剤シリコン塗料」というものでして、
カラーベストとトタンの両方に塗装が可能です。
当店で使用する機会が多く、信頼している塗料でもあります。

今回の色は「ネオブラック」。いわゆる通常の黒色です。


仕上げ塗装(1回目)済みの写真です。
仕上げ塗り1回では塗膜が薄く、
耐候性が充分とはいえません。
必ず2回塗りする必要がありますので、
仕上げの2回目は後日、いたします。


塗装前です

サビ止め塗装後です

仕上げ塗り(1回目)後です



塗装前です

サビ止め塗装後です

仕上げ塗り(1回目)後です
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カラーベスト屋根のトタン部分

2010年03月03日 18時23分45秒 | カラーベスト屋根塗装2010年3月倉敷
倉敷市のお客様のカラーベスト屋根塗装です。

本日は昨日洗浄したばかりのカラーベストには手を付けず、
棟など、トタン部分の下地処理をいたしました。

まずは棟を固定しているクギですが、
どちらのお宅でも、浮いていることが非常に多いです。


ほんの1センチほどの幅の板に打ち付けられているため、
年数がたつうちに序所にクギがゆるんできます。


全体的にクギがゆるんできて、そのうち台風で飛ばされる、
という恐れがありますので、塗装前に必ずチェックをして、
クギを取り替えることを徹底しております。


まずは古いクギを取り外して


クギよりも長く、太さもあるネジに打ち替えます。

このように


この際のポイントは、クギと同じ穴だけにネジを打つのではなく、
他の場所にも新たに穴を開けてネジを打つ必要があります。
古クギの穴は、穴が広がってグサグサになっている
恐れがあり、ネジがきちんと効かない可能性がありますので。

全体で38本、ネジを打ち込みました。



次の作業は、「コーキングの打ち替え」です。

既存が塗料の付かない種類のコーキングでありますし、
経年劣化も見られるため、取り替えることにいたします。

まずは古いコーキングを

撤去いたしました

古いコーキングはゴミ袋へ

「ラスター」というホウキ状のハケでゴミを取り除きます


その後に新しいコーキングを塗りますが、
上から塗装のできる、「変性シリコン」を使用します。


コーキング塗布後です

明日の天気は「雨」の予報ですが、午前中には
コーキング塗りを終えていますので、明日までには
充分に乾くと思います。



次の作業は、トタンの下塗り「サビ止め塗装」です。

まずはトタンと塗料との密着度を高めるために、
トタン表面にキズを付ける「目荒らし」をいたしますが、
この作業はコーキングを塗る前に、やっております。

下の写真のようにサビている部分はもちろんの事ですが、

とくにサビていない部分でもキズを付けることで、
「塗料のはがれ」をふせぐことができます。


「目荒らし」に使用する道具です。


マジックロンで表面の汚れなどを取り除き、
サンドペーパーやワイヤーブラシで、キズを付けます。


これくらいはっきりとキズが付いて、
やっと、塗装ができる状態となります。





トタンにキズを付けた以上、そのままで放置はできません。
このままで数日放置しておくと、そのキズの部分から
すぐにサビてしまいます。
ましてや明日は雨ですので、余計にサビやすくなります。

ですので、すぐにサビ止め塗装をして、サビを隠します。

エポキシ系のサビ止め塗料を使用します。


サビ止め塗装中です


「棟」サビ止め塗装後です

「谷」サビ止め塗装後です
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カラーベスト屋根塗装

2010年03月02日 18時11分10秒 | カラーベスト屋根塗装2010年3月倉敷
本日より倉敷市のお客様のコーポ屋根、
カラーベストの塗装を開始させていただきました。
お客様、よろしくお願いいたします。


カラーベストの屋根において、まず私が最初にチェックするのが
「棟、破風、ケラ」といった、トタンの部品です。


特に最上部にある「棟」は、カラーベストの上に
幅1センチほどの薄い板を打ちつけ、
その板に、長さ2センチほどの短いクギで固定されています。

年月を重ねるごとに序所にそのクギが抜けてきて、
台風の時期に棟が飛ばされてしまい、そこから雨が漏る、
という事例を何度か見たことがあります。

実際にお客様宅の屋根に上がると、やはりクギが浮いていることが多く、
その際にはその古クギは抜いて、新たにステン製のビス(ネジ)で
固定しております。それならば台風の時期も安心です。

お客様宅の「棟」です。
やはりクギが浮いているのが多く見られましたので、
ビスに交換する必要がありました。
この作業は、明日いたします。


また、「棟」のつなぎ目から雨水が侵入しないように、
新築のときに板金屋さんがコーキングを塗っていますが、
使われているコーキングは「シリコンシーラント」というもので、
この上から塗装をしてもすぐにはがれてしまいます。


このコーキングの上に、「専用の特殊な下塗り塗料を塗ると、
塗装が可能になる」、という方法もあるのですが、
部分的にコーキングが劣化している部分もありましたので、
お客様と相談し、コーキングを新たに打ちかえることにいたしました。

コーキングが劣化し、隙間が空いている部分もありましたので。



さて、本日の作業はまず、「屋根の洗浄」です。
コケや汚れを除去して、塗装に適した、キレイな状態を作ります。

通常ならば下の写真のように、
高圧洗浄機で洗い流すのですが、


お客様のコーポは1階部分が店舗になっており、
当然、お店にお客様がたくさん来られます。

高圧洗浄をした場合、たとえ足場を組んでシート養生をしたとしても、
店舗の入り口には大量の泥水が落ちますので、
(屋根の汚れが落ちますので、ほとんど泥水になります)
確実に、お客様にご迷惑をおかけすることになります。

そこで今回は「高圧洗浄」をせず、デッキブラシを使用して、
手作業にて、洗浄をすることにしました。

デッキブラシを用意いたしました。


ホースの水をかけながら、軽快にゴシゴシ!、
と思ったのですが、このコケ、デッキブラシでは
ほとんど落ちません・・。



こんなこともあろうかと用意しておいた、
「マジックロン」と「ワイヤーブラシ」を使用して
掃除をいたします。

小口部分は「ワイヤーブラシ」で

広い面は「マジックロン」でこすって、汚れを除去します。





しかし、しばらく作業を進めていると、また新たな問題が。

鋼鉄製の「ワイヤーブラシ」はしっかりとコケを落としますが、
「マジックロン」も最初は良くても、しばらくガシガシやってると、
すぐにふにゃふにゃになってしまい、役に立ちません。

そこで、新たな新兵器を使用いたしました。

その名も「ワイヤーブラシ、小判型」!


力を入れて「ガシガシ」とこすっても動じず、
確実に、カラーベストからコケや汚れを除去してくれます。


この「ワイヤーブラシ、小判型」はホームセンターでも
売っていますので、ご自身で屋根を塗ろう、という方にはお勧めです。


午前8時過ぎより作業を開始し、
3人がかりの作業で、昼食は交代しながら、
それ以外の休憩はなし、の通し作業で、
午後3時15分頃、終了しました。

洗浄前です

洗浄後です


洗浄前です

洗浄後です


洗浄前です

洗浄後です


共栄塗装店へのお問い合わせは
電話086-292-0566まで!
当店のサイトはhttp://www.kyoeitoso.net/です
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