岡山県倉敷市の塗装屋日記

岡山県倉敷市の共栄塗装店の2代目が、仕事から日々日常の事まで書いております。

外壁の下塗り塗装

2010年10月26日 21時00分51秒 | 屋根と外壁の塗装2010年10月岡山
岡山市のお客様宅にて、
屋根と外壁の塗装をさせていただいております。


更新が遅れてしまい申し訳ないのですが、
先週の金曜日の作業から、紹介いたします。

まずは、外壁に発生している「ヒビ割れ」の補修です。

下の写真のように、ヒビ割れている部分が多々見られましたので


コーキングにて、ヒビを埋めました。


使用したコーキングは、「ウレタンコーキング」です。

この「ウレタンコーキング」。
「低モジュラス・ノンブリード」タイプの製品であります。
通常では聞くことの無い言葉ですよね。

簡単に説明しますと、この「低モジュラス・ノンブリード」タイプ
ではないコーキングを使用しますと、数年後に
コーキングの上だけ汚れたように変色する恐れが高いです。
また、コーキングの上に塗った塗料がはがれる、という恐れもあります。


そこでコーキングが変色しないようにするために
効果を発揮するのが、「ノンブリード」

塗料がはがれないようにするために
効果を発揮するのが「低モジュラス」という成分です。

この「低モジュラス・ノンブリード」タイプのコーキングは
ウレタンコーキング以外に「変性シリコーン」でも存在しますので、
ご自身で塗装をお考えの方は、このどちらかをご使用ください。


さて、ほぼすべての目地にヒビが発生しておりましたので、
そのすべてにコーキングを塗布いたしました。



その後、コーキングを乾燥させる時間を利用して、
外壁の西面と北面に養生をし、鼻隠しの塗装(1回目)
をいたしました。


この鼻隠し、「木製」なのですが塗料の吸い込みが激しいので、
最低でも「3回塗り」が必要となります。
この日は1回のみの塗装ですが、今後2回目、3回目を経て
長持ちのする、美しい仕上がりにいたします。


その後昼より、軒裏天井の下塗り塗装
「エポキシ系」のシーラーを塗装しております。


さらに続いて、外壁に下塗り塗装をいたしました。
使用塗料の「ソフトサーフSG」です。
乾くとゴム質になり、ひび割れにくくするための塗料です。


旧塗膜が「リシン」や「スキン」や「スタッコ」の場合、
表面がザラザラとしているため、いきなりこの
「ソフトサーフSG」を塗ると付着性に疑問が残るのですが、
今回のお客様宅は、表面がツルツルとした「ボンタイル」ですので、
シーラーを省いて、「ソフトサーフSG」を下塗りとして選択いたしました。

下の「スキン」のようにザラザラとした表面の場合は、
「ソフトサーフSG」の前に、シーラー塗装が必要です。


今回のお客様宅の旧塗膜は「ボンタイル」ですので、
下塗りは「ソフトサーフSG」のみで十分となります。



このように、「ソフトサーフSG」を塗り進めました。




「ソフトサーフSG」塗装前です

「ソフトサーフSG」塗装後です








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