岡山市のお客様宅の屋根・外壁塗装作業です。
2日の作業は、屋根瓦に下塗り塗装をいたしました。
使用塗料は「スラリー強化プライマー」です。
「スラリーを強化するプライマー」・・・、
名前だけを見るとどういう意味だかわかりませんよね。
お客様宅の屋根材は「モニエルセメント瓦」というものです。
この瓦は、表面に「スラリー層」という特殊なセメント粉を
吹き付けてある瓦であります。
この「スラリー層」は年数を重ねるごとに劣化が進むと、
瓦から剥れやすくなります。
そのままの状態で塗装をすると、新しい塗膜ごと剥れる恐れが高く、
塗装を長持ちさせるためには、念入りな下地処理が必要ちなります。
モニエル瓦塗装については、こちらをご覧ください
そこで、「スラリー層」が剥れないように、固める必要があり、
そこで「スラリーを強化する下塗り塗料」が必要となります。
茶色の主剤に、白くにごった「硬化剤」を混ぜ合わせて作ります。
この「硬化剤」を混ぜることで、乾燥後には硬く硬くなり、
スラリー層ごと硬化してくれます。が、硬化が早いため、
塗装中にローラーを何度も交換する必要もあります。
使用前にはこの状態だったローラーも・・・
すぐにこの状態に固まってしまいます。
それだけ強力であり、頼もしい塗料です。
1回の塗装では完全ではなく、3回は塗る必要があります。
とにかく、塗るのみであります。
流れるくらい、たっぷりと
乾くと透明になり、濡れたような色になります。
右半分が1回目の塗装後です。
1回目の下塗り塗装後です。
下塗りだけでもツヤがでるくらいが理想なので、
まだまだツヤが足りません。
一定の時間を置いた後、2回目の塗装です。
一日に塗装するのは2回が限界なので、
3回目は翌日おこないます。