岡山県倉敷市の塗装屋日記

岡山県倉敷市の共栄塗装店の2代目が、仕事から日々日常の事まで書いております。

塗料の調色

2011年03月31日 18時17分38秒 | 外壁塗装2011年4月玉野市
本日は午前中、岡山市のお客様宅の屋根塗装を仕上げたのち、
明日から開始させていただく、玉野市のお客様宅の
外壁塗装にむけて、資材の積み込みをしました。
お客様、明日からよろしくお願いいたします。



さて今回、お客様と入念に打ち合わせを重ねてきたのが
外壁塗装に使用する、塗料の色です。

まずは、お客様ご自身がエスケー化研社のサイトで使用できる
「カラーシミュレーション」から、お客様のイメージに近い
色を2色選択され、私にその色番号を教えてくださいました。

ですが、「カラーシミュレーション」はデジタル着色のため、
実際の塗料の色とは、異なる場合が非常に多いいものです。
いざ、その色番号で塗装をしてみると、「この色は違う!」となりますので、
私自身、「カラーシミュレーション」に全幅の信頼は置いておりません。

ですので実際の塗料の色でご確認いただくために
塗料メーカーに依頼して、「実際の塗料で着色」した、A4サイズくらいの
大きさの、カラーサンプルを作ってもらいました。

実際の色で見ていただくと、やはりお客様のイメージとは
多少の誤差がありましたようで、それが判明しただけでも、
このカラーサンプルには意味がありました。

その後、お客様が、「イメージにピッタリの色の家が近所にある」と
言われ、その家まで連れて行ってくださいました。
その家を見たことで、私の中で、はっきりと色のイメージ
が沸いてきました。

ただ・・、色見本帳の中に該当する色がないんですよ。

各塗料メーカーの見本帳になく


約600色の色を掲載した「日塗工」の見本帳にもありません。



ない場合にはどうしましょうか?
自分で作るしかありません!
お客様に喜んでいただくためにも、妥協などできません。

まずは、ご希望の色より「少し薄い」色である、
「AC-1842」を用意


よりご希望に近づけるために、適した色を混ぜ合わせます。
「NTK12-30H」を使用します


その他、微妙な調色が必要な場合に備えて、茶色と黒色を用意します。


分量を計算しながら、少しづつ混ぜ合わせていきます。



下の写真の左側の色が、「1842」と「12-30H」を
「19:1」の分量で混ぜ合わせた色です。

右側が「19:2,5」の割合です。


左では少し薄く、右ではすこし濃い。という状態ですが、
色の方向性としては、かなり近づいたと思います。

あとはお客様ご自身に確認していただきながら、よりご希望に近い
濃度を作り出していく予定でおります。

お客様、どうぞよろしくお願いいたします。





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