英哲さんが三部に出演、ということで
京都南座へ。
朗読&邦楽器(長唄、囃子、和太鼓、謡、笙、尺八、箏、胡弓など)による
古事記を題材にした新作「幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)」。
作曲は笛の藤舎貴生。
正直に言うと、
そんなに期待してなかった。
出演者が多すぎて、いつぞやの源氏物語みたいになっちゃってるんじゃないかとか、
CDの広告だと、英哲さんの名前がけっこう後ろで、
出番が少ないのかな、とか考えてて。
でも、良かった!
実際、英哲さんはかなりメインだったし(笑)、
2曲めのスサノオがめっちゃかっこよくて、
何かもう嬉しくて笑い出しそうなくらい良かった。
邦楽ってジャンルごとにきっちり分かれてて、
洋楽とのコラボなんかはやるくせに、
邦楽界の異ジャンルとは相互不干渉みたいな傾向があるけど、
それって勿体無い、と思ってたのを実現してくれたみたいで、
やっぱり格好よくなるやん、これ!って思った。
そんなチャレンジに、これだけ大勢の演奏家が参加してることが嬉しかった。
邦楽のポテンシャル、まだまだあるでしょ。
邦楽の良さを殺さない新作、もっともっと出てくるといいな。
ちなみに、この舞台、明日も2公演ありますよ~
決して安くはないですが、震災復興支援の公演ですし、
良かったら行ってみては如何でしょう。
前半は個人的にはちょっとセンスの違いを感じましたが、
スサノオを観れただけで、十分モトが取れる、
と私は思いました!