明治以降の日本の西洋音楽受容に関心があります。
音楽取調掛の唱歌教育が中心に取り上げられることが多いですが、
官主導の西洋音楽受容とは別のルートで
ギターが日本に広がっていく過程を追った本を読みました。
日本において、ギターがずっと庶民の楽器だったというのは
やはり庶民の楽器であり続けた三味線と通じるものがあって
面白いなと思いました。
また、”日本人によるギター作品”、”日本人にしか書けないギター曲”
というものを目指した人々の話も興味深かった。
音楽取調掛も初めは、新しい国楽の創作というような目標を
掲げていたけれど、いつのまにか消えてしまった。
それは、西洋音楽に日本人がなじんでいくにつれて
邦楽が遠くなって、”日本的感性”みたいなものもまた
意識されなくなっていったということなのかもしれない。
さて、ギターが日本人にとってこれほど身近になって、
庶民の楽器だった三味線が遠いものになってしまった今。
もう一度、三味線を取り戻すにはどうすればいいのかと考える。
私は、今の感覚でギターを弾くように三味線を弾けたらいいなと思う。
それはコードを弾くということでは勿論なくて、
奏法としては伝統的なものをベースにしつつ
でも、もっと自由に唄ったり弾いたりできたら楽しいなと思う。
古典に対するリスペクトは持ってるつもりだけれど、
私がやりたいのは、そういうことなんだろうなと思っている。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►活動予定
5月7日(日) GW Special Live @京都・天Q
5月31日(水) 三味線三昧@京都・天Q
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