三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

名取式でした。

2012年06月10日 | 三味線のはなし
また新しい名前が出来ました。

上方唄松浪流の名取をいただき、
昨日は名取式でした。
私にしては珍しい薄いグリーンの訪問着で。



津軽でも名取式ってあったけど、新年会を兼ねた式で、
家元と一対一で、なんて儀式はなかったので、
緊張。でした。


会場は江戸堀やまぐちという料亭。



こんなことでもなければ、
まずご縁のなさそうな立派なお店です。


一人ずつ受付があって、そこで式の説明を受けます。
とにかく、家元と同じように真似をすれば大丈夫、、とか。

式も一人ずつお部屋に呼ばれ、
家元と介添人お二人と、まずはご挨拶。
扇子を自分の前に置いて、礼。
続けて、師弟の盃。
ほんの一口なんですが、日本酒なんて飲まないもので、
噎せそうになりました‥我慢ガマン。

その後、お免状をいただきます。
家元直筆。



会食の後、家元のお宅で名札揚げ。



流派のお着物もいただき、終了。


家元制とか名取とか、
お金ばかりかかるシステムに
疑問を感じる場面も多く見てきました。
実際、津軽で頂いた名前なんて、もう全然意味ないし。
でも、今回、
形式的なことだけではない、
家元のお気持ちを感じられる式で、
これからも頑張っていこうと思いました。

松浪流創流記念演奏会は来月、文楽劇場小ホールです。
またご案内します。
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