三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

サロメ第1回稽古から。

2007年09月07日 | サロメのはなし
昨日は、サロメの稽古第1回目でした。

今回は、音から先に作った方がいいかなぁと思って、
2,3日は睡眠時間を削って書いてみましたが、
やっぱり逆の方がいいかと。
一緒に作っていったほうが、
イメージも膨らませやすいし、
無駄もないなと思いました。

最近、人と一緒に何かを作っていくことって、
そういうことなんだろうと思うようになりました。
昔は、初めから完成形が見えてて、
みんなでそこに向かっていく、て感じだった。
だから、少しずつみんなの息が合ってきたり、
技術的な向上がほとんどだったけど、
今は、全然違う感覚で捉えてる。
ゴールは漠然とした形で、
それは完成形というよりは理想形みたいなもので、
やっていくうちに新しいものがどんどん生まれていく、
それこそが醍醐味だな、と思う。
そんな過程を共有できる人たちと出会えてることが
すごくうれしいし、幸せだなと思います。

私も人間丸くなったのかなぁ(笑)
実際、よく言われるしね。。
昔は、音楽やってても、もっとワンマンだった気がする。
自分の考えてることがいちばんで、
人の意見とか必要としてなかった。
今は、むしろいろんな人の考えを聞きたいと思うようになった。
たぶん、いろんな意味で余裕ができたからなんだと思う。
昔はものすごく突っ張って生きてた。
周りはみんな敵みたいに思えた。
ちょっと気を許したら、ちょっと失敗したら、
容赦なく攻撃されて、やられるんだと思ってた。
子どもの頃って、自分ではどうしようもない環境に
いるしか仕方ない部分があるわけで。
だんだんと、自分で自分の進む道を選びとれるようになって、
そうすると、周りにいる人や出会う人がどんどん変わる。
今は人間関係でしんどい思いすることが少なくて、
すごく幸せな環境にいるなと思います。

そんなわけで、話が逸れましたが、
サロメも、素敵な共演者とスタッフの皆さんに恵まれて、
すごくやりがいを感じてます。
大変なのは、それはもうめちゃくちゃ大変ですが、
当分はライブイベントとか自粛状態でも構わない勢いで
サロメを真剣に作ろうと思ってます。
コメント
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