HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

三味線とトランスポーズの関係

2010年05月19日 | いろんな楽器
ひょんなことから 三味線を習うことになったヒバリ。
今日は、坂上二郎さん似の先生から「買っておいてね」と言われた楽譜を持って、お稽古に行きました。

きのう、先生から紹介してもらった代沢の「大津琴三絃 店」に行って、その「藤本流」の本2冊と、左手の親指にはめてすべりをよくするための「指かけ」も購入しました。
三弦店は、代沢三叉路のセブンイレブンの奥の辺りにあり、指定されてなければお店屋さんとは思えない、ごく普通のモダンな一戸建て住宅でした。
お店の若い当主さん(だと思う)は、ヒバリが「世田谷区広報」で 2時間で500円の「三味線初心者講習」のインフォを見て、坂上二郎先生のところへ行ったのだと話すと、
「500円とは、また破格の安さですね」と言ったので、ヒバリは内心ツボにはまってしまいました
彼に「がんばってください」とエールを送られながら、その店を出たヒバリでした。

今日は、さっそく買っていった本から「黒田節」を習ったんですが。
三味線の楽譜は、三味線に張られた三本の糸(弦)がそのまま描かれ、どのフレットをどの指で押さえるか、という「勘所(かんどころ)」が記されたような、ちょうどギターやウクレレの「タブ譜」みたいなものです。
もちろん音符など書いてなくて、タブ譜には、どの糸の何番のフレットを、何番の指で押さえるか、という数字が書き込んであります。
拍の方は、記号を書き込む間隔によって4分音符か2分音符か、などがわかり、記号の下に1本、アンダーラインが入ると8分音符。16分音符は2本、アンダーラインが入ります。
おもしろいのは、このアンダーラインのことを「お座布団」と先生が言っていたこと。
なんか可愛いですよね。
私は、数字の下の赤座布団、といえば反射的に「赤点」を思い出す、という習性をもっていますが・・・
もっとも三味線譜のお座布団は、赤じゃなく音符と同じ黒でしたが。

せっかく三味線を習うんだからと、ネットであれこれ三味線について読んだり、動画を見たり、本を取り寄せてみたりしたヒバリですが、いろいろ調べれば調べるほど、なんか不安になってきました。
ギター、ウクレレ、それにヴァイオリン群などのような洋楽器とちがって、三味線には「絶対音」というものがないのです。
調弦(チューニング)は 歌う人の声に合わせて1の糸の高さを決め、それに2の糸・3の糸を次々合わせていく「相対音」方式です。
ヒバリは今まで、先生んちの三味線の1の糸がミだったので、自分ちの三味線もミ-シ-ミに合わせて弾いてみていました。
それで弾くと、この間習った「さくらさくら」は、♪ララシ、ララシ、ラシドシ ラーシラファ、となって、「よし、2の糸の1番はドの音だ」などと無意識に覚えていたんですが、あとで「NHK趣味悠々・三味線」の本などを見ると、絶対的な音はない、と書いてあって、でも一般的な高さとして、全巻通してシ-ファ♯-シ という調弦が貫かれているのです。
ぜんぜん違うじゃん?!
そうすると「さくらさくら」は ミミファ♯、ミミファ♯、ミファ♯ソファ♯ミーファ♯ミドー なわけだ。
2の糸の1は ドじゃなくてソだ。
ヒバリは、もう何十年と、音のしっかり決まったピアノやオルガンに慣れ親しんでいるので、耳で「ド」と聞こえれば、反射的に手がドの鍵盤に行ってしまうのです。
だから、キーボードなどの「トランスポーズ機能」などはホントに余計なお世話で、仮に「さくらさくら」を、、♪ララシ、ララシ、ラシドシ ラーシラファ~と鍵盤で弾きながら、トランスポーズダイヤルを回してミミファ♯、ミミファ♯~という音が出るようにしたとすると、ヒバリの手は即座に、耳に入ってきた「ミミファ♯」のところに飛んでしまい、だけどその鍵盤はトランスポーズで シシド♯になっており、とんでもない音が出て大パニック!となってしまうのです。
ミミファ♯~という音を出したいなら、ミミファ♯~と弾く。それでいいのだ~♪
そういう人生を歩んできたのに、これから先、弾くたびに高さが違っていて、聞こえてくる音と手で押さえるフレットの関係は大丈夫なんだろうか。
「トランスポーズ」みたいにパニックにならないんだろうか・・・
おまけに三味線は、「本調子」「二上がり」「三下がり」など、同じフレットを押さえても違う音が出るような調弦もある。
そのときヒバリの音感はどう反応するんだろう?!
めちゃめちゃ不安~


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