アーロン・クォック、イーキン・チェン、ダニエル・ウー、アンジェリカ・リー出演。ベニー・チャン監督作品。
恋人が失踪し、投げやりな生活を送っていた刑事シュン(アーロン・クォック)。彼が護送してきたマネーロンダリング事件の証人が殺し屋(ダニエル・ウー)に射殺され立件不可能になってしまう。捜査を続ける彼らに立ちはだかる弁護士トウ(イーキン・チェン)。彼の妻エイミー(アンジェリカ・リー)は10年前に失踪した恋人にそっくりだったことから、シュンは彼女の身辺を調べはじめるのだが…。(第18回東京国際映画祭公式プログラムより)
この映画の前に「同じ月を見ている」を見たのですが、「同じ月を見ている」は映像がとても綺麗です。違和感を感じるくらい(CGを使っているせいもあるでしょうが)。
でもこの映画が始まってすぐ、「あ、これが香港クオリティ」とホッとする私がいました(爆)。
アーロン・クォックは、名前だけ知っていましたが、彼が出演している映画はたぶん、初めて観たと思います。
彼はこの映画で、台湾金馬奨の最優秀男優賞にノミネートされているそうです。観てみて、なるほど、と思いました。
とても丁寧に、アーロン演ずるシュン刑事の心の様子が描かれているなと思いました。特に失踪した恋人に対する気持ちが。観ていてとても痛々しいです。
イーキン・チェンは、銀ブチのメガネをかけた弁護士の役でした。あらとってもインテリだわと思ったのですが、私はイーキンのこういう役はあんまり好きじゃないかも・・・。
そして、ダニエル・ウー。彼はかっこよかったですねぇ。この映画の中で一番かっこよかったんじゃないかと。アーロンとの格闘も、ダニーは強い強い。蹴りとか、マジでかっこいい。キマってました。彼は殺し屋の役でした。
イウ役の役者さん、観た事あると思います。「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3」でロウロウ役をやった人と似てる気がするんですが、気のせいでしょうか。役者さんの名前が分からないので、違ったらごめんなさい。
それから、エリック・ツァンが刑事役で、出てました。出番は少ないですが、いい味出してましたね。また食ってるわ、と思ったのは私だけ?(笑)これは何とかパスタだ、とか言ってましたが、焼きそばにしか見えなかった(笑)。
あと、香港映画に欠かせないバイ・プレーヤーのラム・シューも出てました!今回は探偵役でした。
そういうちょっとした所が分かるようになった自分が嬉しい(笑)。
ところで、監督のベニー・チャンって、「THEマジック・クレーン」の監督でしたか!
今度、「ヒロイック・デュオ 英雄捜査線」を観ようかと思っていた所でした。
以下、サスペンス(推理物)なのでネタばれも含みます。
ストーリーは思っていたよりもサスペンス色が強く、犯人探しも含んで進んでいきます。字幕を追うのと役者の表情を追うので精一杯だったので、ストーリーの細かい所までは把握できませんでしたが(最初、イーキンは弁護士じゃなく、会計士だと思ってたし、シュン刑事の失踪した恋人は、恋人じゃなくて奥さんかと勝手に思ってました・笑)、肝心な所はおさえられたので、良かったです。
イーキンが犯人である事は途中で分かりましたが、(彼の豹変ぶりは、ちょっと迫力に欠ける気がしないでもなかったですが)それなりに楽しめたし、ダニーの殺し屋っぷりも、そしてアーロンの失踪した妻を実はダニーが殺していた事なども、なるほど~と思えました。
が、アーロン演じるシュン刑事に救いがなくて、これはキツいですねー。イーキンの妻が自分の失踪した妻に似ていて、監視(というかストーカー入ってる)している様子がこれでもか、という程出てきて、そのたびに辛そうなシュン刑事に、分かったからもういいよ~と言いたくなりました。
私は暗くて重い映画は大好きですが、これはちょっと痛すぎる。アーロンが(というかシュン刑事)可哀想でした。
そして、ダニーが殺された時(銃声がした時)に頭に浮かんだ言葉は「因果応報」でした(苦笑)。
特に目新しい何かがあるという感じではありませんでしたが、それなりに楽しめました。配給はタキ・コーポレーションに決まっているようなので、日本での公開もあるんでしょうか。舞台挨拶もティーチインもなかったので(とっても残念)、公開してから観ても良かったかなとちょっと思ったりして(笑)。
恋人が失踪し、投げやりな生活を送っていた刑事シュン(アーロン・クォック)。彼が護送してきたマネーロンダリング事件の証人が殺し屋(ダニエル・ウー)に射殺され立件不可能になってしまう。捜査を続ける彼らに立ちはだかる弁護士トウ(イーキン・チェン)。彼の妻エイミー(アンジェリカ・リー)は10年前に失踪した恋人にそっくりだったことから、シュンは彼女の身辺を調べはじめるのだが…。(第18回東京国際映画祭公式プログラムより)
この映画の前に「同じ月を見ている」を見たのですが、「同じ月を見ている」は映像がとても綺麗です。違和感を感じるくらい(CGを使っているせいもあるでしょうが)。
でもこの映画が始まってすぐ、「あ、これが香港クオリティ」とホッとする私がいました(爆)。
アーロン・クォックは、名前だけ知っていましたが、彼が出演している映画はたぶん、初めて観たと思います。
彼はこの映画で、台湾金馬奨の最優秀男優賞にノミネートされているそうです。観てみて、なるほど、と思いました。
とても丁寧に、アーロン演ずるシュン刑事の心の様子が描かれているなと思いました。特に失踪した恋人に対する気持ちが。観ていてとても痛々しいです。
イーキン・チェンは、銀ブチのメガネをかけた弁護士の役でした。あらとってもインテリだわと思ったのですが、私はイーキンのこういう役はあんまり好きじゃないかも・・・。
そして、ダニエル・ウー。彼はかっこよかったですねぇ。この映画の中で一番かっこよかったんじゃないかと。アーロンとの格闘も、ダニーは強い強い。蹴りとか、マジでかっこいい。キマってました。彼は殺し屋の役でした。
イウ役の役者さん、観た事あると思います。「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3」でロウロウ役をやった人と似てる気がするんですが、気のせいでしょうか。役者さんの名前が分からないので、違ったらごめんなさい。
それから、エリック・ツァンが刑事役で、出てました。出番は少ないですが、いい味出してましたね。また食ってるわ、と思ったのは私だけ?(笑)これは何とかパスタだ、とか言ってましたが、焼きそばにしか見えなかった(笑)。
あと、香港映画に欠かせないバイ・プレーヤーのラム・シューも出てました!今回は探偵役でした。
そういうちょっとした所が分かるようになった自分が嬉しい(笑)。
ところで、監督のベニー・チャンって、「THEマジック・クレーン」の監督でしたか!
今度、「ヒロイック・デュオ 英雄捜査線」を観ようかと思っていた所でした。
以下、サスペンス(推理物)なのでネタばれも含みます。
ストーリーは思っていたよりもサスペンス色が強く、犯人探しも含んで進んでいきます。字幕を追うのと役者の表情を追うので精一杯だったので、ストーリーの細かい所までは把握できませんでしたが(最初、イーキンは弁護士じゃなく、会計士だと思ってたし、シュン刑事の失踪した恋人は、恋人じゃなくて奥さんかと勝手に思ってました・笑)、肝心な所はおさえられたので、良かったです。
イーキンが犯人である事は途中で分かりましたが、(彼の豹変ぶりは、ちょっと迫力に欠ける気がしないでもなかったですが)それなりに楽しめたし、ダニーの殺し屋っぷりも、そしてアーロンの失踪した妻を実はダニーが殺していた事なども、なるほど~と思えました。
が、アーロン演じるシュン刑事に救いがなくて、これはキツいですねー。イーキンの妻が自分の失踪した妻に似ていて、監視(というかストーカー入ってる)している様子がこれでもか、という程出てきて、そのたびに辛そうなシュン刑事に、分かったからもういいよ~と言いたくなりました。
私は暗くて重い映画は大好きですが、これはちょっと痛すぎる。アーロンが(というかシュン刑事)可哀想でした。
そして、ダニーが殺された時(銃声がした時)に頭に浮かんだ言葉は「因果応報」でした(苦笑)。
特に目新しい何かがあるという感じではありませんでしたが、それなりに楽しめました。配給はタキ・コーポレーションに決まっているようなので、日本での公開もあるんでしょうか。舞台挨拶もティーチインもなかったので(とっても残念)、公開してから観ても良かったかなとちょっと思ったりして(笑)。
東京国際映画祭で次々と新作鑑賞、羨ましい限りです(泣)
>「あ、これが香港クオリティ」とホッとする私がいました(爆)
これ凄くわかります!(笑)
この映画も、メンバー豪華ですね。ラム・シューも出ているみたいですし。
ラム・シューが出ているというだけで『ムービング・ターゲット』『爆裂都市』を観た自分(爆)
ただ、両作品とも全然たいしたことないですが、『爆裂都市』は、もしご覧になってなければ、アレックス・フォンファンのhi-chanさんには必見ですよ!
いつか感想もUPしようと思っています。
ダニエル・ウー&ベニー・チャン監督といえば、『香港国際警察/NEW POLICE STORY』は凄く面白かったです。
チャーリー・ヤンが出ているのもポイント高いです。
『ヒロイック・デュオ 英雄捜査線』は自分も気になっていました。
レオン・ライとイーキン・チェンの共演だけでも十分観たいですが、悪役がフランシス・ンらしいので、それが凄く楽しみです。
長々と失礼しました。
この映画、ラム・シューが出ていたので、お知らせしようと思っていたのですが、先にレビューを見て頂いたようで。
私1人で映画祭映画祭と盛り上がってますが(笑)、平日は仕事が終わってから駆けつけるので、結構大変です(苦笑)。六本木から近いのがまだ救いかな・・・
でも、個人的にはとっても楽しい!!
毎日映画三昧です。(昨日は中休みで、おうちでまったりしてましたが)。
「爆裂都市」に「香港国際警察/NEW POLICE STORY」ですね。メモメモ・・・
アレックス・フォンの作品は観たいと思いつつ、なかなか観れていないので、楽しみです。
「ヒロイック・デュオ 英雄捜査線」は豪華キャストはもちろんのこと、ストーリーも面白そうです。フランシス・ンが出演していることは知りませんでした。ますます楽しみ!
DISCASでの順位上げてこよーっと。
東京国際映画祭での新作鑑賞いいですね。
僕も東京に居たら観にいくのに…。
この映画、『三岔口』ですよね?
ストーリーは知らないのですが、イーキンにアンジェリカ・リーが出演ということですごい観たいと思ってる作品です。
hi-chanさんの評価的にはイマイチな感じっぽいですが…。
日本での公開はあるんでしょうか?すごく気になります。
アーロン・クォックが主演しているようですが、彼の作品は何と言ってもイーキンと共演した『風雲 ストームライダーズ』でしょう。
突っ込みどころだらけのまさに香港という作品で、僕は大好きです。
『ヒロイック・デュオ』も面白いですよ。
これまた突っ込みどころ満載の作品ですが…。
機会があれば是非です。
そうですねぇ…。東京に住んでいないと、平日にこれだけ映画を観るのは無理ですね。
昨日も18:15から始まる映画に駆け付けて間に合いましたから。
東京に住んでいるという特権で、楽しませてもらっています。
>この映画、『三岔口』ですよね?
そうです。anyさんのレビューの「カオマ」の画像を観て、あ、この人出てた(笑)と思ったんですが、この人がアンジェリカ・リーという女優さんなんですね。初めて観ましたが、とても綺麗な人でした。
評価がイマイチというわけではないんですが、救いのなさがちょっと引っ掛かっているようです。
サスペンスとしては、よく出来ていると思いますし、私はこのジャンルの映画が大好きですが、観終わった後の謎が解けて、スカッと爽快!という感じは、ありませんでした。
やはりアーロンの最後の表情が印象に残ったからかも…
アーロンの救いのなさばかり書いてますが、イーキンもダニエルも救いがないんですけどね(苦笑)
ただなぜかいつも思う、せつない、という感情よりも辛い、と感じた自分がいました。
上映したらもう1度観たいですね。字幕も追い切れなかった所もありましたし。
上映するといいですねぇ…いきないDVDとかは嫌ですねぇ(苦笑)。