Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

同じ月を見ている(第18回東京国際映画祭 特別招待作品)

2005-10-26 14:48:34 | 映画(あ行)
窪塚洋介、エディソン・チャン、黒木メイサ、山本太郎、松尾スズキ、岸田今日子出演。深作健太監督作品。

10歳の時に出会った恋人・エミ(黒木メイサ)の病を治したい一心で医者の道を歩む青年・熊川鉄矢(窪塚洋介)。ある日エミの父親を死に至らしめた山火事事件の犯人・ドン(エディソン・チャン)が刑務所から脱走する。(ヤフーレビューより)

公式サイト

アリーナ・イベント行って来ました!
私は18時くらいに会場に着いたのですが、まだ席が埋まってませんでした。もっと凄いたくさん人が来てるのかと思ってたんですが・・・
やはりチケットを持っている人しか入れなかったんですかね。

最初に、久保田利伸さんの主題歌がかかり、映画のダイジェストが流れました。
確か久保田さんはライブをやるんじゃなかったけ?と思ったら、映像が終わった後、本人登場して、主題歌を歌いました。つまり2回回しで聞いたような感じ(笑)。映画のラストシーンでも、「これは月9ですか?(ちなみに『東京ラブストーリー系』)」というタイミングで主題歌が流れました(笑)。おかげで今日は朝からその曲が頭の中を流れています・・・(苦笑)。
歌が終わった後、映画のキャストである窪塚洋介、エディソン・チャン、黒木メイサ、深作監督が登場。会場は盛り上がりました。(盛り上がったのはたぶん、エヂのファンが大多数であったと思われます・笑)
右(ほぼ真ん中?)の前の方で一生懸命手を振っていたのは、エヂのファンのようでしたね。エヂもちゃんと気付いて、手を下の方で振り返していました。
私はもう生エヂを見れただけで大感激!かっこいい!!たくさん笑顔を見せてくれて、流暢な日本語ともっと流暢な英語を聞かせてくれました。カナダ生まれのカナダ育ちなんですよねー。カナダ育ちというのはキーファーと同じだ~!(いや、もちろん、エヂはアジア人なワケですが・笑)
一言ずつ挨拶した後、同じくキャストである山本太郎さんも登場!山本さんは、せっかく香港から来てくれたから、とエヂのエピソードを聞かせてくれました。(山本さんGJ!)
窪塚くんも挨拶でエヂを凄く立ててましたね。
エヂは日本映画に出たいと5年前に言っていたことを思い出す、日本映画に出られて嬉しかったというようなことを言っていました。
その後、久保田さんも登場して、キャスト監督がみんなとてもいい奴だ!と強調していました(笑)。
詳しいレポは、たぶんまた公式サイトに載ると思うので、そちらをご覧あれ。

エヂは大人になりましたね・・・なんて私が言ったら失礼なんでしょうけど、「インファナル・アフェア」の記者会見での態度とか(笑)、そういうのを見た事のある身としては、うーん、エヂは大人になった、という感想が出てきてしまいます。相変わらずポケットに手を突っ込んだりしてましたけど(爆)。
写真撮りたかったけど、ダメでした・・・。残念。

その後、シアターに移動して、上映だったのですが、上映後、フロアに山本太郎さんと深作監督がいました。太郎さんに全然気付かなくて、振り返ったらいたので、凄くびっくりした(笑)。私はフロアに出る前にトイレに行ったので、すぐに出ていたら、もしかしてエヂもいたかも・・・と思いましたが、んなわけないか。
間近で見てみたいなぁ。

さて映画ですが、まずエヂのセリフが吹替えじゃなかった事に驚きました。
予告か何かで観た時に日本語のセリフがあまりにもクリアだったので、ああ、吹替えなのか・・・と思ってたんですよ。(声だけで本人の声かどうかまでは分からなかった・笑)
でも吹替えじゃありませんでした。セリフは、ほんっっっとに少ないけれど(苦笑)、そしてセンテンスは短いけれど、ちゃんと日本語でセリフを言ってました。
驚く程、イントネーションバッチリのセリフと、ちょっと片言のイントネーションや接続詞がないセリフ(笑)がありましたが、キャラがキャラなので、そういう日本語をしゃべるような気がしてしまうんです。(やや無理やりそう思ったような気もしますが・笑)
広東語って「ん」という発音はなかったでしたっけ?
エヂが「てっちゃん」と名前を言うセリフがあるんですが、何度聞いても「てっちゃ」に聞こえました。でもそれがまたかわいく聞こえるんだ・・・(笑)。
そして、演技ですが、セリフが少ない分、表情と身体全体で演じてました。
私は、最初の方のシーンに出てきたエヂの悲しみを含んだ笑みを観た瞬間にダーっと涙が出てしまい、その後、エヂが出てくるシーンになると泣くという、まるでパブロフの犬のような状態に(泣笑)。

なので、あまり冷静に映画を観れてないです、正直。終わるまでにかなり泣きましたが、実際、本当に泣ける映画なのかどうか・・・分からない(笑)。
その悲しみを含んだ笑みを観た時、エヂが演じるドンの背負っているいろんな想いがパーっと見えたような気がしたんです。だから涙が出てしまった。鉄矢との結婚を決めたエミに、刑務所を脱走してまで、描いて渡したい絵や、その強い想いが・・・。

個人的に好きなのは、エヂと山本太郎のシーンとエジと岸田今日子のシーン。岸田今日子は昨日の「春の雪」に引き続きの登場です。いやぁ、味のある女優さんですよね。
岸田さんのモノローグで、エヂが絵を描き殴るシーンはボロボロ泣きました。
エヂは、言葉はあまり話さないけれど、心の中に思った事を絵に描く事ができるという能力を持っている役でした。私は、エヂなりに上手く演じていたと思います。最初は、窪塚くんがドンの役としてオファーを受けていたそうですが、窪塚くんがドンを演じたら、こういうドンにはならなかったでしょうね。(良し悪しの問題ではなく)
その窪塚くんですが、この映画が、俳優として復帰第一作という事で、たくさんのオファーの中からこの映画を選び、そして、ドン役ではなく、鉄矢役をやったわけですが、原作は未読なので誰が主役なのか分かりませんが、この映画では、鉄矢が主役で、彼がエミへの想いと、ドンへの嫉妬、自責の念などの葛藤の中で苦しみます。確かに、窪塚くんが言っていたように鉄矢は嫌な男でした。ドンに謝らなくちゃ(謝ったくらいで済まないだろ、という気持ちが頭の隅にありましたが・笑)という気持ちになるまでの葛藤は悪くはないのですが、あまり魅力的な人に見えない。観ている側に伝わってくるものが・・・ちょっと薄いような気がしました。それってドンに押され気味だった・・・って事でしょうか。
この映画での笑いどころは、やっぱり松尾スズキ(笑)。彼はいい味出してました。
そして、この映画の中で演技がピカイチだったのは、山本太郎さんではなかったでしょうか。ハマり役。地でやったんじゃないのか?(爆)と思うほどでした。ドンに出会い、次第に惹かれていく様子を上手く演じてました。怒鳴ったり、タンカを切るシーンもバツグンでしたね(笑)。
ラストはほぼ予想通りという感じで、やや気になるCGもあり、微妙なシーンもありました。
全体的に綺麗にまとめました、という印象を受けましたね。
ただもう、私はワンワン泣いてた(声出してないけど・笑)わけで、冷静に観れてないので、映画の良し悪しについては、判断しない事にします。
ただもう1回観たいかと聞かれると、別にいいか・・・という気がしなくもない(ヲイ)。


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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うらやましいぃぃ (snowflower_001)
2005-10-26 23:38:34
いいなぁ、生エディソン君が見られたなんて

生ブッキーも、ちょっと羨ましいな。

hi-chanさんの興奮が伝わってきます。

『同じ月を見ている』のエディソン君、好演みたいですね。

楽しみだなぁ。

この映画は彼を見るためだけに、前売りを張り切って買いましたから(笑)。



『春の雪』もやや不安はあるけれど、興味あるんですよねぇ。

『夏至』や『花様年華』のカメラマンが、果たしてどんな映像を撮ったのか!
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生エヂ! (momota)
2005-10-27 00:52:46
hi-chanさんの事前情報のお陰で、無事生エヂ観れました~。

このブログを観ていなかったら、普通に上映時間に劇場に行って「舞台挨拶ないの!?」って状態だったと思います。感謝です♪

そして観ていた位置はhi-chanさんと近かった模様…もしかしたら隣に並んでいたかも!?

私もお会いして色々お話したかったです。



しかしこの作品、私的にはダメでした…。エヂの演技は良かったのになぁ。

エヂの日本語、本当発音がキレイでしたよね。トニーさんは…(苦笑)

やはり日本の監督が撮っただけはあるのかな?と思いました。

監督と言えば、深作監督の声が美声で非常にビックリしました。

なんだか監督にしておくには勿体ない(?)声だなぁ、と思いましたヨ(笑)
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>snowflower_001さん (hi-chan)
2005-10-27 11:13:39
コメントありがとうございます~。

エヂ、かっこよかったですよ~。ニコニコとたくさん笑顔を見せてくれたので、見ているこっちもニコニコしてしまいました(笑)。

今朝、「めざましTV」で「春の雪」の特集をやっていて、リー・ピンビンのコメントが流れましたよ。

三島由紀夫の世界を完全に映像化するのは無理だけど、かなり近づけたと思う、と。

私は原作を読んでいないので、もうそのまんま、「こういう世界観なのね~」と思ってしまったのですが(笑)。
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>momotaさん (hi-chan)
2005-10-27 11:23:50
無事に生エヂが見れてよかったです!

私もチケット取った時に初めて「アリーナイベント」があることを知り、「アリーナイベント」って何?何すんの??という状態でした(笑)。

momotaさん、近くにいたかもですか!!私の左隣は女性3人組で、最初は久保田さんのファンの方かな?と思いましたが、どうやらエヂファンのようでした(笑)。

momotaさんは、この映画、ダメでしたか。

私も劇場に観に行く事はないと思いますが、メイキングがあるようなので、それは観てみたいです。もちろんエヂ目当てで(笑)。



>エヂの日本語、本当発音がキレイでしたよね。トニーさんは…(苦笑)

やはり日本の監督が撮っただけはあるのかな?と思いました。

ぎゃははは!確かにそうですね。発音の良し悪しは、香港の監督には分からないでしょうし(笑)。

エヂはきっと一生懸命練習したでしょうね・・・。

いや、トニーが一生懸命練習しなかった、という意味ではないですよ(爆)。

深作監督、確かに美声かも。女性っぽい感じの声じゃないですか?

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ニアミス! (momota)
2005-10-27 21:44:18
多分、hi-chanさんの右隣に居たのは私の様な気がします…(汗)

私は開演まで本を読んでいたのですが、hai-chanさんの隣の人は違いましたか?

隣の女性が一人だったので、「誰のファンですか?」なんて声を掛けようかな~と内心悩んでいたのですが、小心者で声をかけれらず…。

もしhi-chanさんだったのであれば、声を掛けておけばよかった!

しかしあの会場で隣同士であったのなら、スゴイ偶然ですね(笑)
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!!! (hi-chan)
2005-10-28 10:20:31
>momotaさん

読んでましたよ!右隣の女性は本読んでました!!

私は落ち着かなくて、携帯いじったり、そわそわしてたんですが、隣の人が落ち着いて本読んでるので、凄いな~落ち着いてるな~と思ったんです。だから覚えてました(笑)。

残念ながら、顔は見なかったんですが・・・(隣の人をジロジロ見れない・笑)

隣にいたのはmomotaさんだったんですね!!!凄い偶然ですね!!

私は最初もう少し後ろに座ったんですが、よく見えなくて、前の方を見たら、1段上がった所で見やすそうな席がまだ空いていたので、移動したんです。あの時、移動しなかったら、隣じゃなかったって事ですね。なんかこう引き寄せられたんでしょうか(笑)。

エヂが引き寄せてくれ・・・(それは考え過ぎか・爆)

もし声をかけられてmomotaさんだと分かったとしたら、かなり驚いたと思います。

私はmomotaさんが来てる事すら知らなかったんですから。

私も小心者なので、知らない人に声かけられません(苦笑)。

こういう事ってあるんですね・・・そのうちどこかでバッタリ会えそうな気がします!
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特番放送 (momota)
2005-10-31 22:25:15
今度、テレビ朝日で「同じ月を見ている」のメイキング特番がOAされるそうですよ!



11/12(土) 10:20~10:50



30分と短い番組ですが、少しはエヂが写るかな?と期待してます。
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>momotaさん (hi-chan)
2005-11-01 16:19:59
情報ありがとうございます!

メイキングDVDとは内容、同じかな?

メイキングは70分のようなので、DVDのダイジェスト版みたいな感じでしょうか。

どちらにしろ、ビデオセットしようっと。



10:20~10:50って微妙な時間ですね。忘れそう・・・
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感想が難しい・・・ (きいこ)
2005-12-09 09:05:52
先月見に行ったのですが、感想をどう書いていいのやら、分からなくて・・・

ドンちゃんって、裸の大将みたいな人なのかな?って見終わって思ったんです。少し知能に遅れがあって、だから心も綺麗で、知能に遅れがある代わりに特別な力もあって、そんな風に。

でもエヂって、私の目には、どうしても知的に映るんですよ。ドンちゃんとは真逆の、知的で不適な笑い方するような。そんな先入観が。

ドンちゃんが、絵の具ぶちまけて激しく絵を描くシーンが、私にとっては本来のエヂって感じに見えました。そこが一番良かったかなぁ。
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>きいこさん (hi-chan)
2005-12-09 10:05:38
知的な遅れがあるかどうかは、映画の中では描かれてなかったですよね。ただ格好も同じような感じだし、絵が上手いし、裸の大将っぽいのは確か(笑)。



知的な感じは、他の出演映画を観ると、そう思います。知的で不敵な笑みは、「イニD」なんかそうでしたよね(笑)。



私もあの激しく感情をぶつけて絵を描くシーン好きでした。

ドンちゃんも普通の人間なんだなって思えますよね。
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