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香川照之、小泉今日子、小柳友、井之脇海、井川遥、津田寛治、児嶋一哉、役所広司出演。黒沢清監督作品。
佐々木家はトウキョウに暮らす一見ごく普通の4人家族。平凡なサラリーマンの父・竜平(香川照之)は、家長としての自負を持ち、家族のために懸命に働いてきた。ところが、ある日リストラであっさり会社をクビになってしまう。その事実を家族に伝えられず、毎朝スーツで家を出ては、公園などで時間をつぶす竜平。母・恵(小泉今日子)は、せっかくドーナツを作っても誰にも見向きもされないなど、やり場のない不満と虚無感を募らせる。一方子どもたちも、大学生の長男・貴(小柳友)は、突然アメリカ軍への入隊を志願し、小学生の次男・健二(井之脇海)は家族に内緒でピアノ教室へ通い続けていた。すっかり家庭崩壊への道を突き進む佐々木家だったが…。
公式サイト
総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
舞台挨拶付きの試写会でした。香川さんも、キョンキョンも、たぶん、生で見るのは初めて!キョンキョン、可愛いです。42歳とは思えない・・・。アンジャッシュの児嶋さんが、キョンキョンと共演して、テレビで見てた人で、緊張したと言ってましたが、気持ち分かるな~って思っちゃいました(笑)。
香川さんは、かなりこの映画に思い入れがあるようでした。
カンヌ映画祭のある視点部門で、審査員賞を受賞しています。
映画は一言で言うと、地味でした。ヒットしそうかと聞かれると、う~ん(笑)。凄く分かりやすいというわけでもないので、誰にでも勧めるというのも、難しいかな。でも私は嫌いじゃありません。リアリティを感じる部分と、ぶっとんでる部分があって、ここはツッコミ入れちゃいけないのね、とか、思いながら観てました。
香川さんの演技は、いつも通り、素晴らしいです。家族の長としての威厳、でもリストラされて、仕事がなく、デパートの清掃員にならざるを得ない。そして、それを隠している弱さの部分。ぴったりハマってましたね。
キョンキョンは、正直、あまり演技が上手いとは思わないのですが、映像栄えするんですよね。スクリーンに一人で映っている姿を見ると、存在感があるというか、オーラがあるのでしょうか。19歳の息子がいる設定なので、老けメイクにはなっていると思いますが、観てて、なんかいいなと思ってしまいます。
小柳友くんは、舞台挨拶の時と役柄が全然違って、挨拶ではとてもいい人でした(笑)。演技に目覚めたと言ってましたね。そんなに出番はなかったですが、アメリカの軍隊に入るという突拍子もない設定で坊主になるなど、大変そうでした。
井之脇海くんは、ある意味、主役でもあると思いますが、凄く目がいいです。ちょっと柳楽くんを彷彿するような。演技もなかなか良かったかと。いい役者さんになってほしいです。最後のピアノ演奏は、彼が実際に弾いていたのでしょうか?ずっと手元が映っていたし、音と合っていたので、そうだとしたら、凄いな・・・と。
あのピアノ曲はなんていう曲なんでしょう。聴いたことあるのに、クラシックに弱いもので・・・。
主婦である恵(小泉今日子)を家の外で連れ出す役として、役所さんが泥棒役で、出ていましたが、一人だけテンション高くて、映画の中では浮いてました(笑)。それはそれでいいんでしょうけど。
家族の崩壊と再生というテーマの映画は、よく聞くような気がしますが、意外と観てなかったのかな、と思いました。どんな状況であろうと、母親は家族のためにご飯作っちゃうし、それを食卓でみんなで食べてしまう。変だけど、普通の風景。
家族の再生の象徴というか、希望?という意味でも、上にも書きましたが、ラストのピアノのシーンは、秀逸ですね。
香川照之、小泉今日子、小柳友、井之脇海、井川遥、津田寛治、児嶋一哉、役所広司出演。黒沢清監督作品。
佐々木家はトウキョウに暮らす一見ごく普通の4人家族。平凡なサラリーマンの父・竜平(香川照之)は、家長としての自負を持ち、家族のために懸命に働いてきた。ところが、ある日リストラであっさり会社をクビになってしまう。その事実を家族に伝えられず、毎朝スーツで家を出ては、公園などで時間をつぶす竜平。母・恵(小泉今日子)は、せっかくドーナツを作っても誰にも見向きもされないなど、やり場のない不満と虚無感を募らせる。一方子どもたちも、大学生の長男・貴(小柳友)は、突然アメリカ軍への入隊を志願し、小学生の次男・健二(井之脇海)は家族に内緒でピアノ教室へ通い続けていた。すっかり家庭崩壊への道を突き進む佐々木家だったが…。
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総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
舞台挨拶付きの試写会でした。香川さんも、キョンキョンも、たぶん、生で見るのは初めて!キョンキョン、可愛いです。42歳とは思えない・・・。アンジャッシュの児嶋さんが、キョンキョンと共演して、テレビで見てた人で、緊張したと言ってましたが、気持ち分かるな~って思っちゃいました(笑)。
香川さんは、かなりこの映画に思い入れがあるようでした。
カンヌ映画祭のある視点部門で、審査員賞を受賞しています。
映画は一言で言うと、地味でした。ヒットしそうかと聞かれると、う~ん(笑)。凄く分かりやすいというわけでもないので、誰にでも勧めるというのも、難しいかな。でも私は嫌いじゃありません。リアリティを感じる部分と、ぶっとんでる部分があって、ここはツッコミ入れちゃいけないのね、とか、思いながら観てました。
香川さんの演技は、いつも通り、素晴らしいです。家族の長としての威厳、でもリストラされて、仕事がなく、デパートの清掃員にならざるを得ない。そして、それを隠している弱さの部分。ぴったりハマってましたね。
キョンキョンは、正直、あまり演技が上手いとは思わないのですが、映像栄えするんですよね。スクリーンに一人で映っている姿を見ると、存在感があるというか、オーラがあるのでしょうか。19歳の息子がいる設定なので、老けメイクにはなっていると思いますが、観てて、なんかいいなと思ってしまいます。
小柳友くんは、舞台挨拶の時と役柄が全然違って、挨拶ではとてもいい人でした(笑)。演技に目覚めたと言ってましたね。そんなに出番はなかったですが、アメリカの軍隊に入るという突拍子もない設定で坊主になるなど、大変そうでした。
井之脇海くんは、ある意味、主役でもあると思いますが、凄く目がいいです。ちょっと柳楽くんを彷彿するような。演技もなかなか良かったかと。いい役者さんになってほしいです。最後のピアノ演奏は、彼が実際に弾いていたのでしょうか?ずっと手元が映っていたし、音と合っていたので、そうだとしたら、凄いな・・・と。
あのピアノ曲はなんていう曲なんでしょう。聴いたことあるのに、クラシックに弱いもので・・・。
主婦である恵(小泉今日子)を家の外で連れ出す役として、役所さんが泥棒役で、出ていましたが、一人だけテンション高くて、映画の中では浮いてました(笑)。それはそれでいいんでしょうけど。
家族の崩壊と再生というテーマの映画は、よく聞くような気がしますが、意外と観てなかったのかな、と思いました。どんな状況であろうと、母親は家族のためにご飯作っちゃうし、それを食卓でみんなで食べてしまう。変だけど、普通の風景。
家族の再生の象徴というか、希望?という意味でも、上にも書きましたが、ラストのピアノのシーンは、秀逸ですね。