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マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリ=ジョゼ・クローズ、アンヌ・コンシニ出演。ジュリアン・シュナーベル監督作品。(フランス/アメリカ)
雑誌ELLEの名編集長として人生を謳歌していたジャン=ドミニク・ボビーマチュー・アマルリック)は、42歳の時、ドライブ中に突然脳梗塞で倒れてしまう。その後、病室で目覚めた彼は、身体全体の自由を奪われた“ロックト・イン・シンドローム(閉じ込め症候群)”となっていた。それはまるで重い潜水服を着せられたような状態だった。意識は鮮明なのにそのことを伝える術がなかった。絶望にうちひしがれるジャン=ドミニクだったが、やがて言語療法士アンリエットや理学療法士マリーらの協力で、左目の瞬きでコミュニケーションをとる方法を会得する。また一方で、今まで仕事にかこつけて顧みなかった家族の大切さを改めて思い知るのだった。そしてある日、彼は自伝を書こうと決意、編集者クロードの代筆でこれまでの帰らぬ日々や思い出をしたためていく。
公式サイト
総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
タイトルが良いと思った度:★★★★☆
観てきました。久々にファーストディの土曜日に行ったら、大賑わいで、この映画は満席でした。スクリーンも回数も少ないから、というのもあるのでしょうが。
映画、とても良かったんですが、感想を書くのが難しい。この病気、自分に降りかかる可能性も十分あるのだし、だとしたら、本当辛いだろうなと思いました。意識ははっきりしているのに、身体が動かせないなんて。でも意識があるのなら、良くなる可能性があるんですね。ジャンは少しずつ良くなってきたところで、肺炎になり亡くなってしまいましたが・・・。
コミュニケーションの取り方が凄いです。唯一動く左目でまばたきをして意思を伝える。「はい」なら1回、「いいえ」なら2回。文章は、単語によく使われる順番に相手がe,a,iなど順番に言っていき、iならその時にまばたきをする、という感じで文章を作っていきました。なんて気が遠くなる作業だろうと思いました。最初はジャンも嫌がってましたが、途中から「自分を憐れむのをやめた」と、自伝を書く決意をします。
日本語だったら、多すぎて、どうするんだろ?と観ながら考えてしまいました。あかさたな・・・で先に行を決めるのかな?
別れた奥さんや子どもたちとの交流でも、愛する子どもたちを抱きしめられない辛さを語っていて、涙が出ました。
自分を潜水服に例えたり、想像力を蝶に例えたり、不謹慎かもしれないけど、なんだか素敵だなと思いました。タイトルも凄くいいですね。原題がそうなのか分からないですが。
マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリ=ジョゼ・クローズ、アンヌ・コンシニ出演。ジュリアン・シュナーベル監督作品。(フランス/アメリカ)
雑誌ELLEの名編集長として人生を謳歌していたジャン=ドミニク・ボビーマチュー・アマルリック)は、42歳の時、ドライブ中に突然脳梗塞で倒れてしまう。その後、病室で目覚めた彼は、身体全体の自由を奪われた“ロックト・イン・シンドローム(閉じ込め症候群)”となっていた。それはまるで重い潜水服を着せられたような状態だった。意識は鮮明なのにそのことを伝える術がなかった。絶望にうちひしがれるジャン=ドミニクだったが、やがて言語療法士アンリエットや理学療法士マリーらの協力で、左目の瞬きでコミュニケーションをとる方法を会得する。また一方で、今まで仕事にかこつけて顧みなかった家族の大切さを改めて思い知るのだった。そしてある日、彼は自伝を書こうと決意、編集者クロードの代筆でこれまでの帰らぬ日々や思い出をしたためていく。
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総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
タイトルが良いと思った度:★★★★☆
観てきました。久々にファーストディの土曜日に行ったら、大賑わいで、この映画は満席でした。スクリーンも回数も少ないから、というのもあるのでしょうが。
映画、とても良かったんですが、感想を書くのが難しい。この病気、自分に降りかかる可能性も十分あるのだし、だとしたら、本当辛いだろうなと思いました。意識ははっきりしているのに、身体が動かせないなんて。でも意識があるのなら、良くなる可能性があるんですね。ジャンは少しずつ良くなってきたところで、肺炎になり亡くなってしまいましたが・・・。
コミュニケーションの取り方が凄いです。唯一動く左目でまばたきをして意思を伝える。「はい」なら1回、「いいえ」なら2回。文章は、単語によく使われる順番に相手がe,a,iなど順番に言っていき、iならその時にまばたきをする、という感じで文章を作っていきました。なんて気が遠くなる作業だろうと思いました。最初はジャンも嫌がってましたが、途中から「自分を憐れむのをやめた」と、自伝を書く決意をします。
日本語だったら、多すぎて、どうするんだろ?と観ながら考えてしまいました。あかさたな・・・で先に行を決めるのかな?
別れた奥さんや子どもたちとの交流でも、愛する子どもたちを抱きしめられない辛さを語っていて、涙が出ました。
自分を潜水服に例えたり、想像力を蝶に例えたり、不謹慎かもしれないけど、なんだか素敵だなと思いました。タイトルも凄くいいですね。原題がそうなのか分からないですが。
映像良かったですよね。「夜になるまえに」ちょっと興味湧きました。
そうそう。主役をジョニー・デップがやりたがっていたというのを何かの記事で読みました。信望者だったんですね~。
ジョニーが主役だったら、アメリカでのストーリーになっていたんですかね?
この監督只者じゃないぞと思わせる、みごとな映像美だったので、前作の「夜になるまえに」も観てみました。
う~ん、やっぱりすごいです。ただきれいなだけじゃなく、息遣いが伝わってくるような、力強い映像美に圧倒されました。
ジョニー・デップがちょい役ながら二役で出ていて、この監督の信奉者だというのがわかるインパクトのある演技でした(笑)
やっぱ絵心のある監督ってすごいな~。