Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

プロデューサーズ(試写会)

2006-03-29 14:18:11 | 映画(は行)
ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サーマン出演。スーザン・ストローマン監督作品。

1959年、ニューヨーク。かつてはブロードウェイで栄光を極めたものの今やすっかり落ち目のプロデューサー、マックス。ある日、そんな彼のもとに会計士のレオが帳簿を調べにやってくる。やがて彼は、ショウがコケればコケるほどプロデューサーの手元に金が残る不思議なカラクリを発見する。それを聞いたマックスは、大コケ確実のミュージカルを作り出資金を丸ごといただいてしまおうと企む。かくしてレオとマックスは史上最低のミュージカルを作るべく、さっそく脚本選びに取り掛かるのだが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

この映画、2001年にブロードウェイミュージカルとして上演され、「オペラ座の怪人」「シカゴ」にもなしえなかったトニー賞12部門獲得したそうです。
それの完全映画化。
ミュージカルは嫌いじゃありません。ただチケ代が高いのであまり行きません(苦笑)。
「オペラ座の怪人」も「シカゴ」も観ました。(映画の話ね)それぞれそれなりに良かったし、「オペラ座の怪人」は、ストーリーも音楽も好きなので、かなり楽しめました。

この映画は、コメディなので、上記2作品よりもさらにミュージカルっぽいです。冒頭の音楽からして、ミュージカルの世界へようこそ!な感じ(笑)
なので、ミュージカルが苦手な人はたぶん受けつけないと思います。
歌ったり踊ったりしている間は当然話が進みませんので、それが楽しめない人は時間の無駄ですね(笑)。
ミュージカルOK、そして、ちょっとこの映画が気になっている人は観て損はしないと思います。必ず笑えます!この映画観て、全然笑えない人はちょっとかわいそうかもしれない・・・(苦笑)
上にレビューが書かれてますが、あのレビューの後からが断然面白くなります。タブーのはずのナチス・ヒトラーネタ、ゲイネタ、ユマ・サーマン演じるアヤシイ英語のスウェーデン女性などなど・・・

ストーリーはたいした事ないですが、セリフとシチュエーション勝負で、それが成功しています。かなり笑わせてもらいました。
主役二人は、ミュージカル版でも主役を演じたそうで、もちろん歌も踊りもバッチリ。ユマ・サーマンは、顔はあまり綺麗な人とは思わないのですが(ごめんなさい)プロポーション抜群だし、歌も踊りもとても上手いです。(歌は吹替えじゃないよね??)とってもセクシーでしたよ。

昨日、試写会に行ってきたのですが、会場に入ったのが開場時間から10分くらいたってからなのですが、ほぼ3分の2くらい席が埋まっていてびっくりしました。昨日は開場が18時で開映が19時だったのですが、19時近くになってからは席がなくて会場整理の人が「最前列、1席空いてますよ!」みたいな感じで座らせていました。
なんでそんなに混んでいたのでしょう?「タイフーン」と同じ試写会場だったのですが、「タイフーン」の時は、全然余裕でした。うーむ。春休みだから?(でも学生ばっかり、という感じじゃなかったですよ)
そして、会場には、やたらバカ笑いする人が・・・・・・
確かに面白いんですけど、下ネタであんなにバカ笑いすると、ちょっと下品です(苦笑)
真後ろにバカ笑いする人がいたので、ちょっと興ざめした部分はあります。他にも無理やり笑ってるんじゃないかと思えるような笑い方する人がいましたねぇ。確かに会場内には「関係者席」がありましたが・・・

観終わった後、なぜか拍手したくなるのは、ミュージカルを観ている気分になるからでしょうか。(実際軽く拍手が起きてました)
ラストのエンドロールも最後まで観てくださいね。最後の最後でまた笑えます(笑)。
おすぎのお薦めはあまり信じないですが(笑)、これは信じてみてもいいかも・・・

マッスルモンク

2006-03-29 12:03:55 | 映画(ま行)
アンディ・ラウ、セシリア・チャン、チョン・シウファイ、カレン・トン出演。ジョニー・トウ、ワイ・カーファイ監督作品。

大切な人を失ったことが原因で、他人の前世での業(カルマ)が見え、その人の死因を予知する能力を有したビッグガイ。しかし、そのことで因果の非情さを悟り、僧衣を脱ぐ結果となってしまった。いまではその類い希な筋肉美を活かしてストリッパーをするなど享楽的な生活を送っていた。そんなある日、ひょんなことから彼は一人の女性刑事フンイーと出会う。フンイーに恋心を抱くビッグガイ。しかし、彼は彼女が背負う醜悪なカルマを見てしまう。彼女の前世は中国人を虐殺する日本兵だった。彼は非情な因果の環からフンイーを救うべく立ち上がる。(allcinema onlineより)

ジャケットのアンディ筋肉スーツ&坊主頭を観て、コメディなのね~と思って観たら、単なるコメディ映画ではありませんでしたー。
ジョニー・トウ監督の作品にしては珍しく(私が観た範囲では、ですが)、ちょっと説教くさい感じがしましたね。坊主が主人公だからでしょうか(笑)。
アンディが持ってしまった予知能力とマッスルが繋がらず、なぜマッスルである必要があるのか、という疑問は映画を観終わった後も残ったのですが、筋肉もりもりというのは、力の象徴なんですかね。ラストでは、普通の体型になっていましたし。
セシは、刑事役でしたが、可愛かったですねー。ただ、あまり刑事には見えない・・・(苦笑)冒頭のはっちゃけ具合が凄かったです。異様にテンション高くて(笑)。

以下、ストーリーに触れますので、ネタばれご注意願います。

アンディ演じるビッグガイが予知能力を持っていて、前世の業からセシ演じるフンイーを助けようと何度も試みますが、結局救えない、というのが、コメディに成りきってない箇所ですね。あのセシの首・・・夢に出そうなくらい、引きました(苦笑)。
前世の業が見えることで、事件を解決していく部分はなかなか面白かったです。
ラスト30分くらいから映画の雰囲気がガラリと変わり、セシは死ぬし、復讐することに意味はあるのか、という話になって、ふとこの間観た「SPIRIT」を思い出しました。
この映画を観てから、自分の前世はどんなことしてたんだろう~と考えたり、~~さんの前世はこんな感じだったのかな、とか来世はきっとこうなるだろう(笑)と思ったりしてます。別に前世とか来世を信じてるわけでもないんですが(爆)

一つ気になったのが、音楽が「インファナル・アフェア」シリーズにそっくりだったこと。ワザと??と思ったりもしましたが・・・音楽担当は別の人だし・・・うーむ。

コメディではなかったし、観終わった後、楽しかった、とかすっきりした、とかそういう感じではなかったのですが、思っていたより奥が深い映画でしたね。