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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

香港国際警察 NEW POLICE STORY

2006-03-28 16:24:30 | 映画(は行)
ジャッキー・チェン、ニコラス・ツェー、ダニエル・ウー、シャーリーン・チョイ、チャーリー・ヤン出演。ベニー・チャン監督作品。

1年前。香港のアジア銀行がある一味に襲われた。しかも一味は犯行後、自ら意図的に警察へ通報。そして彼らは、駆けつけた警察官たちを重装備で返り討ちに遭わせるのだった。対する香港警察のチャン警部は一味のアジトを特定、ただちに特捜部を率いて現場へ向かう。だが、そこには事件の早期解決に自信を持っていたチャンをあざ笑うかのごとく残忍な罠が仕掛けられ、チャンの部下たちは次々と倒されてしまう。かろうじてその難を逃れるものの、生きる希望全てを失ったチャン。そして彼は今、地に落ちた人生を送っていた。そんな彼の前に、新たな相棒として若いシウホンがやって来る…。(allcinema onlineより)

ジャッキー・チェンの映画をちゃんと観るのは「ゴージャス」以来です。子どもの頃はよく映画館に観に行き、手に汗握って、大笑いして、すっきりした気分で映画館を出るというパターンでした。この映画で、ジャッキー・チェンが香港映画に復活!というのは、うっすら宣伝を見た記憶があるのですが、うーん、あまり宣伝していなかったような・・・
公開している時は観に行かなかったのですが、後で、面白いよという声をいくつも聞いたので、観てみる事にしました。
借りる段階になってびっくり。ニコが出てたのですね!ダニエル・ウーが出ているというのは聞いていたのですが・・・
ニコは「PROMISE」でのあの指差し棒ですよ(爆)
今回は指差し棒は持ってないですが、「踊る大捜査線」の青島のジャケット着てたので(違)、びっくりしましたが・・・。.

以下、ストーリーに触れますので、ネタばれにご注意下さい。

自信満々のジャッキー演じるチャン警部が、部下を引き連れて銀行強盗のアジトへ、一味を逮捕しに行くと、まるでゲームのように部下がどんどん殺され、たった一人生き残り、その後失意のまま過ごすという、今迄、私が知っていたジャッキー映画とは全然違うシリアスな始まり方に、まず驚きました。
そして、犯人役にダニエル・ウー。あら、この人、また悪役?・・・・・・というのは、私が先に「ディバージェンス」を観たからなのですが・・・しかも、監督同じだし(笑)。
でもまた悪役が似合うんだな~・・・。「ディバージェンス」で、殺し屋だったダニエルの過去が描かれていたかどうか忘れてしまいましたが、今回は、なぜこのような犯罪に手を染めたのか、という背景が描かれてました。まだまだ少年のような幼さを残しているダニエル演じるジョーの父親は警察の幹部ですが、何もせずフラフラしている出来の悪い息子を恥じていて、逆に母親は息子を溺愛している。ベタと言えばベタですが、やはり背景が分かった方が観ていて、ストーリーに入りやすいです。

ジャッキーを最初から活躍させるのではなく、しつこくつきまとう新米刑事シウホンがジャッキーのやる気を起こさせていくというのがいいですね。刑事じゃなかったですけど(笑)父親が犯罪者なので警官になれない、というのは・・・どこかで聞いた事があるような(爆)
あの青島仕様のジャケットが実はチャン警部が、シウホンの父親にかけた物だったというエピソードは、好きです。

チャーリー・ヤンがジャッキーの婚約者の役で出演していました。とっても綺麗でした。「愛していると、もう一度」で観た時も綺麗になったなぁと思ったのですが、こっちの方がもっと綺麗でしたよ。しかし、ジャッキーの婚約者って、ちょっと苦しくないか??(笑)
あと、タイ署長がリウ・カイチーでしたね。ただそれだけで、なんとなく嬉しい。

アクションは相変わらず凄かったです。ジャッキーのカンフーはやや昔よりもキレが悪いような気もしましたが、年齢を考えたら、やはり凄いですよね。カンフーだけじゃなくて、手錠と棒での壁下りは、観ていてヒヤヒヤ。チャーリー・ヤンの抱えてしまった爆弾も、一度は止まったけど、やっぱり爆発!というのが、安心した後に来るので、ショックが大きいです。クライマックスで、ニコの首が絞まって、目をシロクロさせているのを観て、「PROMISE」で、首が絞まって顔を真っ赤にしてたのを思い出しました(笑)。あれもドキドキヒヤヒヤでした~。

全体的に面白かったんですけど、ラストのジャッキーとチャーリー・ヤンを囲んで大団円みたいなのは、いただけない・・・。あれで、すーっと興ざめしてしまいました(苦笑)。