Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ミュンヘン

2006-03-13 14:52:44 | 映画(ま行)
エリック・バナ、ダニエル・クレイグ、ジェフリー・ラッシュ、マチュー・カソヴィッツ出演。スティーブン・スピルバーグ監督作品。

1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピック開催中に、パレスチナゲリラ“ブラック・セプテンバー 黒い九月”によるイスラエル選手団襲撃事件が起こる。人質となった選手11名は全員死亡。これに激怒したイスラエル機密情報機関“モサド”は、秘密裏に暗殺チームを編成、首謀者11名の殺害を企てる。リーダーに任命されたアフナーは、仲間4人とともに殺害を実行していくが、次第に自分たちの任務に疑問を感じ始めていく。(goo映画より)

公式サイト

鑑賞券が当たったので、観て来ました。3時間弱くらいの長さで、最初から覚悟していましたが、まぁやっぱり長いな(苦笑)。
ラストの方はちょっと飽きてきてしまいましたが、この映画は、娯楽作品というわけではないので、楽しめたかと聞かれると、YESとは言えませんが、観た後にじわりじわりと来る映画でした。
描き方は言われている通り、テロ側と復讐する側、どちらを良しとするわけではなく、公平です。こういうことが実際に起きたんだ、という事を観ている側に伝え、あとは観た奴が考えろ、という感じですね。
昔から殺った奴は殺られる、というのは鉄則みたいなもので、国のため、同胞のために復讐をしても、自分が追われるわけで、主役のエリック・バナ演じるアブナーは、自分のしたことを正当化したいのに、それも出来ず、苦しむ姿にとても共感したし、結局殺したり、殺されたりと、こんなことを繰り返しても、虚しいだけ、という気持ちになりました。
いろんな団体の名前が出てきましたが、私にはほとんど分からないし、イスラエルもパレスチナも正直、遠い国の話で、私にはピンと来ないわけですが、映画ばっかり観てないで、世界のそういう事もきちんと勉強した方がいい・・・ですね、きっと(汗)。

冒頭のオリンピック選手が全員死亡したとのニュース映像は、本物なんでしょうか?ややぶつ切りでしたが、それが逆にリアリティがありましたね。
しかし、この手の映画のレビューを書くのって難しい・・・

南極日誌

2006-03-13 14:08:20 | 映画(な行)
ソン・ガンホ、ユ・ジテ、カン・へジョン、パク・ヒスン、キム・ギョンイク、ユン・ジェムン、チェ・ドクムン出演。イム・ピルソン監督作品。

ドヒョン隊長を中心に6人で構成された韓国の南極探検隊。彼らは、最低気温がマイナス80度に達し、ブリザードが容赦なく吹き荒れる地球上で最も自然条件が過酷な場所、“南極到達不能点”を目指して歩みを進めていた。ある時彼らは、80年前に遭難したイギリス探検隊によって書かれた日誌を発見する。イギリス隊も自分たちと同じ6人。さらに、そこに描かれた隊員たちの絵が自分たちとそっくりなことに奇妙な感覚を味わう韓国隊のメンバーたち。そしてそれ以来、彼らの周りで不可解な出来事が立て続けに起こり始めるのだったが…。(allcinema onlineより)

私にとって、名前と顔が一致する数少ない韓国俳優のソン・ガンホ出演の映画です。最近、ユ・ジテが出演している「美しき野獣」を観たし、「オールド・ボーイ」も観ているので、ユ・ジテも私の中で名前と顔が一致するようになりました。良かった良かった。

この二人が出ているというだけで、濃厚な演技が観れるだろうというのと、南極という極限の地で、人間の狂気みたいなのを描いているのかなと思い、借りてみました。
が、ストーリーはイマイチよく分からなかった・・・。
そして、言いたいこともよく分かりませんでした。Amazonのレビューで「人間には踏み込んではいけない領域がある、ということか」と書かれていましたが、そうですかね?私はそういうメッセージは受け取れなかったんですが・・・
人間の狂気みたいなのは、確かに描かれてました。隊長は南極到達不能点に行く事が全てで誰が犠牲になろうと関係ないといった感じで、とても隊長をやる精神状態ではなくて、おっかな~いと思いながら観てました。
普通、ラストもしくはクライマックスを撮りたくて、映画って撮るものじゃないかと思うんですけど、このラストはよく分からない・・・私には伝わってきませんでしたねぇ。
途中で挿入されるギョロリとした目玉とかはなんなのでしょうか?
え?これホラー映画だったの?と思ったら、それについては何の説明もないし、伏線でもなかったし・・・

イギリス隊が残した南極日誌を見つけたところまでは、なかなか面白いなと思ったし、ソン・ガンホの演技は悪くなかったので、もうちょっとストーリーが面白かったらなぁと残念です。
そして、人間の狂気みたいなのは、日本が作った方が上手いような気がします。なんとなく。

ところで、あの小屋はイギリス隊が建てたの??どうやって?(笑)