『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

「苦」餅ではなく「福」餅

2023年12月29日 | 行事

先日搗いたのは、

お嫁ちゃんたちのご実家にお配りするお餅でした。

 

今日は、お供えを作ります。

母が元気なころは、

29日の日は「9」がつくから縁起が悪い、

新年を祝うお供えなのだから、「苦(9)餅」は搗くもんじゃあない、

と言われていて、

28日が土曜日や日曜日ならいいけれど、そうではない年の

29日を避けて30日にする餅つきは、忙しくて、

正直、きついものがありました。

 

全部で、3升を3回搗くとなると、

一日でするのには無理があります。

なので、どうしても2回に分けなければなりません。

 

そんな悩みを、義姉に話したら

29日を「福(2=ふ、9=く)って考えればいいじゃない。」

「ふく(福)餅」を搗く、って考えれば?」と言われて、

(目からウロコ)って感じで、

昨年からは、お供え餅を29日につくようになりました。

 

今年も、今日29日にお供えを作りました。

じいじが、子どもサイズの杵を買ってくれたので、

おチビちゃんたちも「福餅」にあやかります。

じいじと一緒に「こねこね」したり、

ぺったん、ぺったん、しました。

みんなで「ころころ」して

たくさんのお供えを作りましたよ。

昔のおばあちゃんは、とても信心深かったので

「すべてに神様がいる」みたいに信じているところがあって、

蔵の入り口、倉庫などはもとより、

すべての「水」に縁がある場所には「水神様」がいるから、といって、

いろんな場所に、お供えを置いていました。

 

昔からの風習に倣って、今でもそうしていますが、

いつまで、できるでしょうかね?

数えたら、

床の間、神棚、仏壇、は別にすると、

蔵や倉庫、洗面所や外水道などで11か所になりました。

 

来年も、福が呼べる、いい年になりますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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