「ヘルファイター」 DVD ジョン・ウェイン、キャサリン・ロス

1968年 米国作品。

油井火災消火のスペシャリスト会社を率いるチャンス（ジョン・ウェイン）は消火要請に従って、自社のジェット機で世界各地を回っていた。勇敢で腕の良いチャンスの右腕たるグレッグもチャンスと同じく仕事の虫であった。ある火災でチャンスが怪我をして入院した際に、見舞いに来たチャンスの一人娘ティッシュ（キャサリン・ロス）とグレッグが惚れ合い、数日後に結婚する。チャンスと義理の息子になったグレッグ、そしでティッシュは危険な仕事に対しての考え方が変わってきて、関係がぎくしゃくし出す。そして、チャンスはグレッグに会社を引き継がせじぶんは引退することにする。しかし、ベネズエラで発生した大規模火災の消火のため、チャンスは現役に復帰する。

古き良き時代のジョン・ウェイン映画です。アメリカの父親、ヒーローというジョン・ウェインのはまり役。ここで、今回は私設の消火会社のオーナー兼現場作業者を演じます。相変わらずの男臭さ。
最後はジョン・ウェインが演じる男の偉大さ ＝ ジョン・ウェインって良いねえ、家族愛って良いねえ というところで収まる映画です。

ストーリーとイベントは発散気味。少し火事の件数を入れすぎたかな。
それなりの映画というところでしょうか。

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「弁護士のくず」 1～3 井浦秀夫

ビッグコミックス Kindle版 期間限定 無料お試し版

マスコミでも著名な白石誠法律事務所に勤める弁護士 九頭元人（くずもとひと）。彼は滅茶苦茶な言動と行動で くず と呼ばれていた。ところが、事務所に入った難解な依頼を弁護士の枠を遙かに越えて解決する、しかも当事者に気づかせ幸せにするという能力がある。
武田真実は事務所の白石弁護士に憧れて入所。ところがどういう訳か九頭とコンビを組まされることが多い。この2人に舞い込むとんでもない依頼がどういう訳かすっきりと解決されていく。

この漫画、法律もの ＋ 人情もの として成功していますね。法律の裏付け、弁護士の行動を把握して、これを逆手に取ったような描写で読者を笑わせつつ、最後は ほろっ とさせる。うまいです。
私の好みとしては利益相反や弁護士の倫理違反などの法律の裏話的な要素を倍くらいにして、人情話を半分にしてくれたら完璧な漫画になります。

本作も無償お試し版で入っちゃいました。これも有償版を買うことになります。


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「SとM 第二章 劇場版映画」 川村りか

2010年作品。

先に観た「SとM」の続編。 と言うよりは、この2本で話かが完結しますので、後編というべきもの。

会社の資料室で誠と沙耶の行為を見た お局 坪井咲子（蒼井そら）。実は彼女は課長の誠に憧れ、尊敬の念を持っていた。この感情が破れ、咲子は露骨に誠に迫るようになる。バーのトイレで裸になって誠に迫るが誠に逃げられる。これを恨んだ咲子は大切な接待の席で、相手の部長を殴るという事件を起こし、会社を去って行く。
沙耶（川村りか）はスタンガンで気絶させた誠を自分の部屋に拉致。縄で縛り上げ、そのまま彼を犯す。一方で家庭教師の早川は誠の妻 佐和子を自分の部屋に連れ込み、犯そうとする。。。





漫画では無理が感じられなかったところも、この第二章になると課題多くなっています。また、同じようなパターンで事件が起こるので、緊張感も低下。
救いは蒼井そらがしっかりと脱いでくれたこと。彼女以外は、全く脱がない。沙耶役の川村りかはグラビアアイドルであるためか、こういう低予算では脱がないでしょう。妻 佐和子役の西本はるか、彼女は女性2人コンビ パイレーツの片割れ。こちらも、まだこういう映画では脱がないのか。ストーリーはエロティック・サスペンスなのに、話題女優でもなく、脱ぐでもなく中途半端。女優の選択を誤った映画です。



原作が面白いだけに、この映画は惜しいです。



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「万年筆クロニクル」 すなみまさみち、古山浩一

枻出版社 384ページ 3200円＋税

クロニクルとは年代記という意味。すなわち本書は万年筆の年代記。まさにそのとおりで、万年筆の誕生から現在まで、日本での発展や、著名メーカーの推移、そして日本が世界に誇るべき万年筆職人の情報まであります。

著者のすなみまさみちさんは、子供の頃からの万年筆コレクター。万年筆のみならず、カタログや店内ディスプレー用品、さらには万年筆の特許までを網羅されています。もう一方の古山浩一さんは万年筆画家。本書の美しいイラストは彼の作品になります。

すなみまさみちさんはPen誌に連載した「一本の万年筆」を束ねた「101本の万年筆」で知りました。こんなに万年筆の造詣が深い人は世界でも他にいないでしょう。本作もすなみまさみちさんの渾身の作。これはすごいです。

惜しいと思ったのは、情報のまとめ方、すなわち編集が行きわたらず発散した感になっているところ。ここは作者ではなく編集者の課題です。
こういう弱みもわりますが、本書はこのカテゴリでは飛び抜けた書です。
少々高価ですが、買って損はない本です。

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「SとM 劇場版映画」 川村りか

2010年作品。

村生ミオ原作のマンガ（劇画） 「SとM」の映画化。 エピソードとしては第1巻から第3巻の最初まで。

戸田誠は高校の時に保健室で天海早織に誘われるが、早織を置いて逃げ出す。その直後、2人連れの不良によって早織は犯され、妊娠してしまう。その時にできた娘が沙耶（川村りか）。沙耶は母親早織の誘いを誠が断りさえしなければ、自分が生まれることはなく、また母親が不幸になることもなかったとして、誠に復讐を誓う。その方法は、誠の会社に就職して、誠の仕事や家族を破壊すること。まず、沙耶は誠と二人で飲みに出た時に誠に睡眠薬を飲ませ、そのままホテルへ。そして、意識を失った誠に処女を奪われたことにして。。。



ストーリーは原作に忠実に映画化されています。しかし、メインの沙耶役の川村りか。グラビアアイドルらしいですが、20歳の役は無理。男を惑わす危険な香が無く、これでは女郎蜘蛛に捕まってしまった蠅の構図が見えません。さらに言うと、肌の露出が少なすぎる。期待はずれでした。
一方で誠役、その妻役の俳優が若すぎて、年齢の差というものもひきたたない。妙な配役です。
会社のお局 坪井咲子役に 蒼井そら を配置。本作ではメガネかけた地味なOL歴10年以上の役ですが、これが若い。川村りかよりも若いから、これもよく分からない配役。蒼井そらとなると期待するところがありますが、この期待は100%裏切られました。

2作目があることに気付きました。次作では坪井咲子（蒼井そら）の活躍シーンがあるので、もう少し楽しめるのではないかと思っています。


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「シャニダールの花」 DVD 黒木華

2013年作品。

一部の女性の肌に植物の芽が出てそして美しい花が咲く現象が起こり始めた。この花はシャニダールの花を名付けられ、画期的な新薬の材料になるとされ芽が出た女性を保護して花を咲かせる研究所が活動していた。その研究所のセラピスト響子（黒木華）と植物学者の大瀧（綾野剛）は新しい提供者ハルカを研究所に迎えるべく自宅へ行く。



女性の肌、胸の上部に花が咲く。この花を巡ってのサスペンスの要素が少し。そして響子と大瀧のラブロマンスが少々。



花が咲いて、花を取って、、、そしてどうなの？ 日本中、世界中に花が咲きだして、どうするの？ よく分からないどころか、全く分からない、制作の意図が見えない映画です。原作はどうだったんでしょうか。 たぶん映像化にあたって妙な形になったのではないかと思います。
ずばり、失敗作。観てはならない映画でした。


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「SとM」 1～3巻 村生ミオ

ニチブンコミックス Kindle版

Amazon Kindleの期間限定無料にて1～3巻を入手して読書。
まっすぐ で まじめ のMを取って同級生からM男と言われていた誠。彼は妻 佐和子と娘の3人家族で、固い企業の課長として堅実に生きていた。高校の同窓会に当時すきものと揶揄されていた早織に代わって二十歳の娘の沙耶が出席。実は高校の時に誠は保健室で早織にセックスを求められ、驚いて逃げたことがあった。その後、沙耶が誠の会社に就職。そこから、沙耶が誠に迫り・・・。

母親の仇を娘が という話で、男とその家族、そして社会的地位を破壊させるという狙い。このために、歓迎会でのタッチからラブホ、そして同僚を使っての画策。二十歳の娘がここまでやるとは感心します。
これにはまっていく真面目で小心な課長。ずるずると蟻地獄のように沈んでいきます。でも、もしかしたらこの状況に恐れおののきながら、心の片隅では悦んでいるところがあるのかなと思うところがあります。

3巻で2度も睡眠薬で眠らされてはめられる課長さん。バカですね。でも少しうらやましかったりします。
4巻目以降は有償となりますが、続けて読みたい気分になっています。
お薦めですね。

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「ザ・ハリウッド セックスと野望」 DVD リンジー・ローハン

2013年 米国作品。

かつて女優を目指していたタラ（リンジー・ローハン）は、今は若き映画プロデューサー クリスチャンと暮らしていた。ある日タラは元ボーイフレンドと再会、2人はクリスチャンの目を盗み密会するようになる。クリスチャンがこれに気付き。。。

売れっ子 子役であったリンジー・ローハンが大人の女性を演じたエロティック・サスペンス映画。DVDジャケットの解説にあるとおり、ヌードになりベッドシーンもあります。

さて映画としては、よく分からない。いったいどうしたの？ 何が言いたいの？ それでどうなの？ というような気持ちがどんどん高まっていき、共感というものはかけらも出てきません。こりゃ、失敗作だわ。
そしてリンジー・ローハン。フルヌードになるのは結構。でも、太りすぎ。肌も荒れすぎ。映画の画面でこんな肌だったら、実物はものすごいだろうなって想像してしまいました。痛々しくも感じます。もしかして、こういう役作りじゃないでしょうね。



はい、ハズレ映画です。観てはなりません。


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エッシェンバッハ ポケットルーペ10倍

ESCHENBACHのアスフェリカル（非球面）レンズ 10倍のポケット ルーペを購入。 ポケットと言いながら、レンズ直径が35mmと大きいです。

ESCHENBACHのロゴの入った紙箱。 価格相応の高級感はありません。



レンズはこのように開いて出てきます。



PENTAX Qと並べるとこんなふうに。大きめです。



こんな感じで万年筆のペン先を撮影。



このように撮影できました。



これで万年筆のペン先の状況をチェックできます。
高倍率ルーペの使い方に慣れていないので、目が疲れたりします。これからが楽しみです。


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「スイッチガール!! 1、2」 あいだ夏波

マーガレットコミックスDIGITAL Kindle版

集英高校2年生の田宮仁香（にか）はカリスマ高校性として雑誌にも取り上げられる美しい少女。スタイル、着こなし、そしてメイクも隙なし。クラスの人気者。しかし、その実態はとんでもないオヤジ。ジャージにメガネ、塩辛やくさやを好み、スーパーの売り出しに駆けつける。オンとオフが極端に違う スイッチガールだった。この集英高校に神山新（あらた）が転入。彼は牛乳瓶底メガネをかけたダサイ高校性。しかし、新もオンとオフを切り替えていた。仁香とは逆でイケメンでちやほやされるのが嫌で、オンにはダサイ格好をしていた。この二人がお互いの秘密を知ることになり、そして惹かれ合っていく。

Kindleの期間限定の無料本として1、2巻が出ましたので早速読みました。
オンとオフを使い分けている2人、特に仁香の秘密がばれそうになるのをなんとか守るというコメディの中で、ほのかな愛が生まれていく。仁香の立場で描かれているので、仁香がどんどん惹かれて行く様子、そして一度のキスでさらに惹かれて。。。

全25巻もあります。このネタでどこまでひっぱたのかな。興味ありですね。

青春マンガですね。たまにはこういうのもうよしです。


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