「理系の人々 4」 よしたに

中経出版 176ページ 952円＋税

全ページフルカラー、1ページ1話形式のマンガ。
よしたにという作家さんのSE（システムエンジニア）時代のエピソードを面白おかしく描いた作品です。過去形で語るのは、数年前までは現役SEと漫画家との二足の草鞋であったからです。本当に現在進行形のネタが昔はあったんです。
1巻から発売されるたびにすぐに購入してその日のうちに読み終えています。自分自身がSEの（ような）仕事してきたので、読むごとに「あるある」「へえ、ここまでやるか」という臨場感を伴った感心、そして笑いがあるのです。理系の人間が当たり前のことを当たり前にやるだけで笑えるのです。

今回は「働く理系」「言う理系」「暮らす理系」「伝える理系」「語る理系」「絡む理系」「闘う理系」という章立て。編成には無理を感じるところもありますが、SEの行動を分類して描いています。

メモ
・いいバグ・・・使い込まれたバグはいいバグ
・会心の出来の設計の説明しても、クライアントに「そんな難しいことは要求していない」と言われる。
・女性は忙しくても身なりがきっちりしている人が多い。

SEを辞められたので、今後どこまでネタが続くか不安に感じるところがあります。いや、それが現実に近づきつつあるのかな。なんとか新鮮なネタを集めて、面白いマンガを描き続けて頂きたいものです。


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