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「万年筆クロニクル」 すなみまさみち、古山浩一

2014-03-18 | 本と雑誌

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枻出版社 384ページ 3200円+税

クロニクルとは年代記という意味。すなわち本書は万年筆の年代記。まさにそのとおりで、万年筆の誕生から現在まで、日本での発展や、著名メーカーの推移、そして日本が世界に誇るべき万年筆職人の情報まであります。

著者のすなみまさみちさんは、子供の頃からの万年筆コレクター。万年筆のみならず、カタログや店内ディスプレー用品、さらには万年筆の特許までを網羅されています。もう一方の古山浩一さんは万年筆画家。本書の美しいイラストは彼の作品になります。

すなみまさみちさんはPen誌に連載した「一本の万年筆」を束ねた「101本の万年筆」で知りました。こんなに万年筆の造詣が深い人は世界でも他にいないでしょう。本作もすなみまさみちさんの渾身の作。これはすごいです。

惜しいと思ったのは、情報のまとめ方、すなわち編集が行きわたらず発散した感になっているところ。ここは作者ではなく編集者の課題です。
こういう弱みもわりますが、本書はこのカテゴリでは飛び抜けた書です。
少々高価ですが、買って損はない本です。

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