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へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「我らクレイジー☆エンジニア主義」 リクナビNEXT Tech総研

2011-10-19 | 本と雑誌

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中経の文庫 254ページ 571円+税
日本人 技術者15人のインタビュー集。
日本の技術を支える常識破りの男たち、クレージーエンジニア。彼らの発想、技術、考え方、生き方を知ることができる。「画期的な研究は、自分を信じることから生まれる」「好きな気持ちを大事にすべき。それはきっと結果につながる」「不器用でもいい、目標をもってそこへ向かっていく。だから、成功できる。だから、助けてくれる人がいるんです」という名言がちりばめられています。

二百数十ページで15人のインタビューということで、一人あたりのページ数に限りがあり、深みに入ることはありません。インタビューの中で、「名言」となりそうなところを切り出した、一般向けの「技術者ってすごいんだ」になってしまっています。分からなくても良いから、技術の掘り下げ説明と、その写真や図面が欲しかったです。この人は結局何を作ったの? という不完全燃焼感が残ってしまいました。
一方で学生時代がどうであったかを語った技術者が結構あって、そういう人たちは特徴のある学生時代を過ごしたから語ったのでしょうけど、やかり変わっていて面白い。これくらい変わっていないと一流にはならないのだと思うところあり。

夏休みにタイムドメイン社のYoshii 9のコピー スピーカの工作をしました。このタイムドメイン社の代表取締役 由井哲之さんも登場していてびっくり。他の人たちは、年齢は一回り以上下で、博士や研究所所長の肩書きを持っている。由井さんはオーディオメーカーでアンプやスピーカーという地味な開発担当者でした。由井さんがここに入っていて、本書を少し見直しました。

しかしながら、技術、エンジニアを愛していない編集者の企画というにおいが強くて、この本は好きにはなれません。エンジニアの苦労、馬鹿加減を身をもって体験していたら、構成は違ったかと思います。私はこの本は認めたくないので、お薦めしません。



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