「勝利はすべて、ミッションから始まる。」 村上恭和

WAVE出版 240ページ 1400円＋税

著者 村上恭和は前 卓球女子日本代表監督として女子団体を2012年ロンドンオリンピックは銀メダル、2016年リオデジャネイロオリンピックは銅メダルをもたらした。現在 日本生命保険女子卓球部監督。1957年12月9日生まれなので、私のほぼ1年年上になります。
本書は2012年11月発売、すなわちロンドンオリンピックの3ヶ月後に上梓されています。

1988年に卓球がオリンピック競技に加えられたが、2012年ロンドンの女子団体の銀メダルまで日本はメダルを獲得したことがなかった。2008年北京オリンピックの後に監督に就任した村上恭和に与えられたミッションはメダル獲得。4年の期間から逆算して、メダルの可能性の高いのがシングルスよりも団体と判断。そして、決勝まで中国に当たらない第2シードを獲得すること。そうすればメダルが獲れる。第2シードを獲得するためには、チームのランキングを上げる。すなわち、個人の国際大会のポイント数を上げる。このために国際大会に出場して勝たせてポイントを稼がせる。この結果、第2シードを獲得して、決勝まで中国にあたらず銀メダルを獲得した。このように大戦略を定め、中戦略、小戦略、戦術とブレイクダウンして今やるべきことを明確にして実行していった。これはビジネスにそのままあてはまりますね。

	勝利はすべて、ミッションから始まる。
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