成美堂出版 144ページ 850円+税
A4を一回り小さくしたサイズのSEIBIDO MOOK。
まず表紙が異端です。書店で見かけて「これは裏表紙か!」と驚いた表紙。こんなに書名が小さく、色使いがおとなしく、さらに写真キャッチが少ない表紙にお目にかかったのは初めてです。裏返せば、それだけ目立つということ。少なくとも私は、書店で気になって手に取り、購入に至りました。
文具のムック本としては、点数が高い出来映えです。編集、文具の選択は高得点。一方で文具個別の解説は平均点。写真とその加工、特に不要な影付けはマイナス点。特に美術品撮影のレベルの枻出版の写真を見慣れていることもあり、見劣りがします。ファンは例えばムック本の鉛筆の写真を見て「これは美しい塗装だ。手元に置きたい」と思わせるような写真を見たいのです。
内容充実があったのはショップが選んだ文具108種。ペン、ノート、はさみ、のりなど良い品が選ばれています。例えば鉛筆削り用の「ミッキーナイフ」。105円です。肥後守が危険だからという理由で、カミソリのような歯がついた折りたたみ式の小さなミッキーナイフ(今回初めて名前を知りました)を小学生の時に使っていたことを思い出しました。鉛筆を削るのには使わずに、工作や良くないことですが消しゴムを刻んで友達と投げ合うことに使ったりしてました。
欲しくなった文具
・レポートパッド 包装紙として使われるラインの入ったペーパーをレポートパッドに使用したもの。きっと書きづらい紙かと思われますが、やたらと欲しくなりました。
・コーリン鉛筆 1997年廃業となるも、2007年に復活していました。
文具好きにはたまらないムック本。お薦めです。
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